#author("2025-10-28T14:41:48+09:00","default:moro","moro") #author("2025-11-15T14:53:36+09:00","default:moro","moro") * 東洋哲学専攻/専修/コースの教員 [#ybb0c0e4] 以下の内容は、『早稲田大学学術研究史』(早稲田大学史資料センター、2004年)に基づく。 書きかけ。 *黎明期 [#da27b923] - [[遠藤隆吉]] (えんどう・りゅうきち) 1874–1946; 在職 1907–1938; 中国哲学・社会学 - [[武田豊四郎]] (たけだ・とよしろう) 1882–1957; 在職 1907–1938; インド哲学 - [[津田左右吉]] (つだ・そうきち) 1873-1961; 在職 1918–1940; 中国思想史, 日本思想史 - [[福井康順]] (ふくい・こうじゅん) 1898–1991; 在職 1933–1969; 道教史, 仏教史を中心とした日本思想史 - [[栗田直躬]] (くりた・なおみ) 1903–1998; 在職 1939–1974; 中国古代思想 - [[原田正己]] (はらだ・まさみ) 1912–; 在職 1953–1983; 中国近代思想, 漢代思想 - [[楠山春樹]] (くすやま・はるき) 1921–; 在職 1953–1992; 中国古代・中世思想, 特に道家・道教研究 - [[宮本正尊]] (みやもと・しょうそん) 1893–1983; 在職 1954–1964; 仏教哲学 - [[小林昇]] (こばやし・のぼる) 1908–1981; 在職 1956–1979; 六朝思想, 日本思想 - [[三崎良周]] (みさき・りょうしゅう) 1921–; 在職 1956–1992; 天台密教 - [[菅原信海]] (すがわら・しんかい) 1925–; 在職 1964–1996; 神仏習合思想 - [[田中於菟弥]] (たなか・おとや) 1903–1989; 在職 1965–1974; インド文学・宗教 - [[福井文雅]] (ふくい・ふみまさ) 1934–2017; 在職 1965–; 漢字文化圏の思想と宗教.比較文化論 - [[小林正美]] (こばやし・まさよし) 1943–; 在職 1973–; 六朝隋唐期の三教交渉史 - [[平川彰]] (ひらかわ・あきら) 1915–2002; 在職 1975–1985; 仏教学 - [[土田健次郎]] (つちだ・けんじろう) 1949–; 在職 1982–2020; 宋代における道学の形成.朱子学の構造.江戸前期の儒学 - [[岩田孝]] (いわた・たかし) 1944–; 在職 1985–; 仏教認識論・論理学 - [[大久保良峻]] (おおくぼ・りょうしゅん) 1954–; 在職 1989–2025; 日本仏教史, 天台学, 密教学 - [[吉原浩人]] (よしはら・ひろと) 1955–; 在職 1990–; 日本宗教思想史, 仏教文学, 和漢比較文学 - [[森由利亜]] (もり・ゆりあ) 1965–; 在職 1995–; 中国近世の神仙信仰と道教 - [[山部能宜]] (やまべ・のぶよし) 1960–; 在職 2015–; - [[渡邉義浩]] (わたなべ・よしひろ) 1962–; - [[垣内景子]] (かきうち・けいこ) 1963–; 在職 2020–; - [[師茂樹]] (もろ・しげき) 1972–; 在職 2025–; - 早稲田大学文学部哲学科の東洋哲学専攻は、[[遠藤隆吉]](1874–1946)と[[武田豊四郎]](1882–1957)が初期の研究者。 - 遠藤は社会学の黎明期の一人であり、中国思想史に新しい視点をもたらした。在職期間(1907–1938)。 - 武田はインド哲学を担当し、古代インドの文化に関する著作を残した。在職期間(1907–1938) - 漢学の伝統が高等師範部に存在し、江戸時代の学者による『漢籍国字解全書』が刊行された。 * 津田左右吉 [#pfbdd6cc] - [[津田左右吉]](1873-1961)は早稲田大学の前身である東京専門学校を卒業し、後に哲学科に移籍。 - 東洋思想研究会を組織し、機関誌『東洋思想研究』を刊行した。 - 津田は中国には厳密な意味での哲学がないと考え、専攻名を変更した。 - 津田の研究は文献研究を超え、文明論や思想観の裏付けを持つ。 * 津田の門下生とその業績 [#r84e58a5] - 津田の門下からは多くの研究者が輩出され、[[福井康順]](1898–1991)や[[栗田直躬]](1903–1998)が著名。 ** 福井康順 [#vda241e5] - 福井は道教研究の泰斗であり、天台宗の高僧としても知られる。 - 福井は道教と仏教を中心に研究し、著作『道教の基礎的研究』を発表。 - 福井の著作には『道教の基礎的研究』があり、道教の歴史的展開を考察。 - 福井は道教の成立過程における「葛氏道」の重要性を強調した。 ** 栗田直躬 [#q381b7a7] - 栗田は中国古代思想の研究を行い、特に用語の意義を緻密に分析した。 - 栗田の著作『中国上代思想の研究』と『中国思想における自然と人間』が重要。 - 津田の学問を継承し、津田の著作の索引を作成するなど支援を行った。