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BOOKS, PAPERS and PRESENTATIONS
by SHIGEKI MORO



PAPERS

TITLE MEDIA ABSTRACT
なかなか変わらない世界 Digital Poetryに寄せて 単著、『ユリイカ』2011年10月号(特集*現代俳句の新しい波)、 青土社、2011年9月、pp. 217-223、査読なし 1960年代から始まるDigital Poetry(コンピュータによる詩作)について紹介しつつ、コンピュータ上での創作活動よりも、デジタルテキストの背後にあるコードそのものを扱うような創作のおもしろさがもっと知られるべきではないか、ということを述べた。



[資料紹介]漢字出現頻度数調査 単著、『論集文字』第1号、文字研究会、2011年5月



下京・梅忠町の家屋敷景観の復元および家督相続の実証的研究 共著(松田隆行・明珍健二・師茂樹・福島恒徳・青江智洋・江藤弥生)、 『花園大学文学部研究紀要』第43号、2011年3月、pp. 1-28(分担部分 pp. 14-20)、査読なし



異なる文献間の数理的な比較研究をふり返る 単著、『文字と非文字のアーカイブズ/モデルを使った文献研究』、 全国共同利用・共同研究拠点「人文学諸領域の複合的共同研究国際拠点」、 2011年2月、pp. 31-38、査読なし 数理モデルを用いて異なる内容の文献(特に古典文献)を比較分析する研究について、その方法論を中心に研究史を概観するとともに、問題点を指摘する。



元暁の唯識比量解釈 ―E. Franco氏の説と比較しつつ― 単著、『元曉學研究』第15輯、元曉學研究院、2010年12月、pp. 101-116、査読あり



徳一の三時教判に基づく法華経解釈 単著、『印度学仏教学研究』59-1 (122)、2010年12月、pp. 58-65、査読あり 徳一『中辺義鏡』(最澄『守護国界章』所収)冒頭で展開される三時教判をめぐる議論は、奈良時代〜平安時代初期に展開した所謂「空有の論争」との関連において、思想史的に重要な部分である。既発表の拙稿で明らかにしたように、空有の論争における三論宗と法相宗の対立の問題が、 三時教判における第二時空教と第三時中道教の問題として議論されていたのに加え、 空有の論争自体が仏性論争的性格を持っていたことから、三論宗と関係の深かった最澄と法相宗の徳一の論争は、空有の論争の延長線上にあると考えられる。
『中辺義鏡』においては、慈恩大師基らの説を継承して、三時教判の教証として『法華経』『涅槃経』等の一乗経典を用いている。『法華経』について言えば、慈恩大師基の『法華玄賛』で経の様々な箇所に三時教判が説かれていると述べており、慧沼らがそれを拡張(三時教判が説かれているとされる箇所の増加)したり修正したりしながら継承している。徳一もこれを受けてさらなる拡張をしているだけでなく、基・慧沼らとは異なる独自の解釈をしている。この中で、徳一は『法華経』が方便であることを証明するために三時教判を用いているのであるが、これは三時教判の元々の意図からの逸脱であると考えられる。その背景には、第二時・第三時の対立を一乗・三乗の対立に読み替える空有の論争の影響があると推測される。



京町家の3次元CG復元をめぐる問題 共著(師茂樹・明珍健二)、『第16回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」論文集』、 第16回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」実行委員会、2010年11月、pp. 29-35、査読なし 花園大学情報歴史学研究室では、昨年発見された幕末の京町家の間取図をもとに、京町家の3次元CG復元を行った。本発表では、3次元CGによる復元の文化遺産研究における意義を述べるとともに、復元の際に浮上したいくつかの問題点について検討する。



元暁の因明について ―唯識比量の解釈を中心として― 単著、『2010年度第15回元曉學研究院學術大會 元曉學의諸問題II』、元曉學研究院、2010年11月、pp. 39-49、査読なし



「公共の記憶メモリア」としての電子書籍 単著、 『ユリイカ』2010年8月号(特集*電子書籍を読む!)、 青土社、2010年7月、pp. 106-112、査読なし 電子書籍がニコニコ動画的に発達すれば、 中世ヨーロッパの記憶術における「公共の記憶メモリア」と同じ様なものになるのではないかと指摘した。



携帯電話の絵文字におけるsemanticsの問題 単著、『東洋学へのコンピュータ利用 第21回研究セミナー』、2010年3月、pp. 113-128、査読なし 携帯電話の絵文字をUCSに収録するための議論の中で、しばしばsemanticsという用語が見られる。 本稿ではこれを、Unicodeにおけるsemanticsの定義と比較しながら、検討した。



シヴァたちの記憶 『うしおととら』 における反復される生 単著、 『ユリイカ』2010年2月号(特集*藤田和日郎)、 青土社、2010年1月、pp. 152-158、査読なし



文字キャラクターを生み出す儀式 白川静の漢字論によせて 単著、 『ユリイカ』2010年1月号(特集*白川静 一〇〇歳から始める漢字) 青土社、2009年12月、pp. 199-205、査読なし



Unicodeとのつきあい方 漢字文化圏を中心に 単著、 『コンピュータ & エデュケーション』Vol. 27、 2009年12月、pp. 12-17、査読あり テキストデータは、コンピュータ上におけるデータの中心的存在である。 そして文字コードは、テキストデータの基盤となるものである。 本稿では、文字コードについてのあまり知られていない基礎知識や、Unicodeの抱える実用上の問題点について紹介する。



GraphText 紙テープに呪縛されないテキストデータの試み 単著、 『漢字文献情報処理研究』第10号、 2009年10月、pp. 17-22、査読あり



顛倒への名づけ 諸星マンガの描く宗教=哲学 単著、 『ユリイカ』2009年3月号(特集*諸星大二郎)、 青土社、2009年2月、pp. 158-164、査読なし 『稗田のモノ語り 魔障ヶ岳 妖怪ハンター』に描かれている「モノ」についての考察を通して、諸星マンガがマンガで描くことがふさわしい宗教=哲学的な問題を扱っているのではないかと論ずる。



東アジア因明文献データベースの構想とプロトタイプ作成 単著、 『人文科学とコンピュータシンポジウム論文集』(情報処理学会シンポジウムシリーズVol. 2008, No. 15)、 2008年12月、pp. 179-185、査読あり 東アジアで発達した仏教論理学(因明)の研究が、近年、盛んになってきているが、 特に伝統的な文章形式の持つ意味の解明や、逸文の調査が課題となっている。 本研究では、因明研究の実態にできる限り忠実なデータベースを設計、開発することで因明研究の効率化を計るとともに、 データベースが因明研究コミュニティの民族誌となることを目指す。 データベースはWiki的なシステムとして設計するが、符号化文字集合やプレーンテキストには基づかず、 文字用例・文字知識・テキストという形で表現する。



一般キャラクター論のために 『テヅカ・イズ・デッド』 再考 単著、 『ユリイカ』2008年6月号(特集*マンガ批評の新展開)、 青土社、2008年5月、pp. 151-157、査読なし 一般キャラクター論の立場から、伊藤剛氏の『テヅカ・イズ・デッド』で提示された「キャラ/キャラクター」論の問題点、 特に「キャラ」を「前(プロト)キャラクター態」としていることの問題点を指摘し、 循環的、再帰的な運動として「キャラ/キャラクター」論を再定義すべきことを主張した。



五姓各別説と観音の夢 ―『日本霊異記』下巻第三十八縁の読解の試み 単著、『佛教史學研究』第50巻第2号、2008年3月、pp. 30-52、査読あり 下巻第三十八縁の第一の夢を、五姓各別説をめぐる論争、菩薩戒、玄奘のインドにおける神秘体験などとからめつつ、 解釈のための材料を提示した。花園大学特別個人研究費(2007年度)による成果の一部。



中国古典戯曲文献の韻律の数理的分析に向けて 共著(師茂樹・千田大介・二階堂善弘・山下一夫・川浩二)、 『東洋学へのコンピュータ利用 第19回研究セミナー』、2008年3月、pp. 43-54、査読なし



制御文字考 ―書記における制御的なものについて― 単著、『人文情報学シンポジウム ―キャラクター・データベース・共同行為― 報告書』、 2007年12月、pp. 1-9、査読なし



文字の見えない部分 ―制御文字考 (2)― 単著、 『情報処理学会研究報告』Vol. 2007, No. 95 (2007-CH-76)、2007年9月、pp. 65-70、査読なし コンピュータにおける文字の扱いにおいては、「文字とは何か」という議論を避けることはできない。 本発表では、従来制御文字やフォントとして符号化されてきた、書記において顕在化するものの、 結果的には文字にならない部分に注目することで、今後の文字論に必要な材料を提示したい。



輪廻の構造 『火の鳥』を通してみる日本の輪廻観 単著、 『アジア遊学101 日中韓の霊魂観の違い』、 勉誠出版、2007年8月、pp. 38-47、査読なし 仏教では伝統的に輪廻と、輪廻からの解脱や救済を説く。近年、前世占いやスピリチュアルがブームとなり、 自分の前世や来世、輪廻転生に関心を持つ人が増えてきた。 手塚治虫氏の『火の鳥』シリーズを手がかりに、日本仏教の輪廻説と比較することで、現代の輪廻説の思想的な構造の抽出を試みる。



徳一の「如是我聞」訓読をめぐる二、三の問題 単著、『東洋の思想と宗教』24、2007年3月、pp. 45-55、査読あり 最澄『守護国界章』に引用される徳一『中辺義鏡』には、経典冒頭によく見られる「如是我聞」の句を 複数の万葉がなによる訓読よって解釈する部分がある。本稿ではその万葉がなの用法や訓読を検討することで、 『守護国界章』の書誌的な問題や最澄らの翻訳観について検討する。



人文科学研究におけるGoogle Earthの使い道 単著、『東洋学へのコンピュータ利用 第18回研究セミナー』、2007年3月、pp. 85-93、査読なし 人文科学におけるGIS利用の現状、人文科学研究に求められるGISの機能を紹介し、 Google Earthの機能を評価、 学術情報へのインターフェースとしてのGoogle Earthの可能性について示唆した。



文字オントロジに基づく文字オブジェクト列間の編集距離 単著、『CHISE Conference 2005 報告書 & CodeFest 京都 2005 資料集』、 2007年1月、pp. 13-19、査読なし 文字列どうしがどの程度異なっているかを数値化するレーベンシュタイン距離(編集距離)を使った比較は、 ワープロなどのスペルチェック機能や、最近ではバイオインフォマティクスにおける塩基列の比較などに応用されたことで注目されている。 漢字文化圏の古典学においても、写本間の「距離」を見いだす有効な方法として、近年、応用研究が進んでいる。 本発表では、Chaonモデルに基づく文字オブジェクトの列どうしの「距離」を計算する方法として、 木の編集距離を文字オブジェクトの比較に応用することを提案する。



情報歴史学のこれから 花園大学・情報歴史学コースの4年間をふり返って 単著、『漢字文献情報処理研究』第7号、2006年10月、 pp. 84-90、査読あり



大規模仏教文献群に対する確率統計的分析の試み 単著、『漢字文化研究年報』1、2006年3月、pp. 116-128、査読なし 昨年11月にした発表の予稿にちょっとだけ手を加えて収録。



自由な漢字フォント環境の構築に向けて 共著(上地宏一・師茂樹)、『東洋学へのコンピュータ利用 第17回研究セミナー』、 2006年3月、pp. 121-127、査読なし 筆者らがこれまで取り組んできた、漢字フォントを自由ソフトウェアとして公開する取り組みについて、 その趣旨と技術を紹介する。



仏教学における自然言語処理 単著、『漢字文献情報処理研究』第6号、 2005年10月、pp. 110-115、査読あり これまでの仏教学における自然言語処理的手法を用いた研究について、漢字仏典を中心に概観した。



楞厳経惟慤疏の逸文をめぐる二、三の問題 単著、『禪學研究』特別号、2005年7月、pp. 221-234、査読なし 『大仏頂如来密因修証了義諸菩薩万行首楞厳経』の最初の注釈である 惟慤(惟懿)の注釈については、この経の成立問題を考えるうえでも重要であると思われるが、 現存しないためこれまであまり議論されてこなかった。 本稿では、本格的な議論のための準備として逸文を収集し、それに関する若干の問題 (宗密の著作や、平安初期の論争との関連など)を論じた。



「デジタルアーカイブ」とはどのような行為なのか 単著、『情報処理学会研究報告』Vol. 2005, No. 51 (2005-CH-66)、 2005年5月、pp. 31-37、査読なし 引用方法が不適切であったと判断しましたので、 「一例をあげれば」(p. 34, 左l.13)から「おこってきたことであろう。」 (p. 34, 右l.8)までは削除願います。
デジタルアーカイブの目的として「文化の次世代への正しい継承」ということが しばしば言われる。しかし、文化が変化を前提としていると考えれば、 デジタルアーカイブによって「次世代への正しい継承」はできず、 場合によってはそれを阻害する可能性もある。 また、デジタルアーカイブによる「次世代への正しい継承」という言説の背景には、 研究者やデジタル技術による特定イデオロギーへの権威付けや、 国家政策との関連が見出される。デジタルアーカイブは、むしろ、 このような運動を相対化する方向で活用されるべきではないだろうか。
“The right succession to the next generation of culture” is often said as a purpose of digital archives. However, given that culture always changes, “the right succession” can not be attained by digital archives, but may be disturbed in some cases. Moreover, investigating the background of “the right succession,” we can find the authorization to the specific ideologies by the researchers or the digital technologies, and relation with a national policy. We suggest that digital archives should be developed and utilized in order to deconstruct such movements.



大規模仏教文献群に対する確率統計的分析の試み 単著、『中國宗教文獻研究國際シンポジウム 報告書』、2005年3月、 京都大学21世紀COEプログラム「東アジア世界の人文情報学研究教育拠点 —漢字文化の全き継承と発展のために—」、pp. 357-369、査読なし 昨年11月にした発表の予稿をそのまま収録。



GODDAG再考 単著、『東洋学へのコンピュータ利用第16回研究セミナー』、2005年3月、pp. 99-104、査読なし



人文科学にとっての“デジタルアーカイブ” 共著(赤間亮・川村清志・後藤真・野村英登・師茂樹)、『人文科学とコンピュータシンポジウム論文集 デジタルアーカイブ ―デジタル学術情報資源の共有と活用―』(IPSJ Symposium Series Vol. 2004, No. 17)、 2004年12月、情報処理学会、pp. 259-267、査読なし このパネルディスカッションは、 デジタルアーカイブに「人文系からの視点が欠けている」という本シンポジウムの問題意識を受け、 その人文科学における意義を改めて問い直し、「真の活用」の道筋をさぐるための議論を行うことを目的とする。 本稿は最初の師による問題提起に続けて、各パネリストのポジションペーパーを五十音順でならべている。
Based on the critical mind of this symposium, this panel discussion aims to reconsider the meanings of digital archives for the humanities, and to discuss the methodology for their applications. In the first part of this paper Moro raises awareness of this issue, followed by the position papers of the panelists.



玄奘の唯識比量と新羅仏教 日本の文献を中心に 単著、2004금강대학교 국제불교학술회의(金剛大学校国際仏教学術大会)予稿集、 2004年10月、pp. 335-347 この原稿の内容は、大会中の論評と議論をふまえて、近く修正される予定。



NGSM結果のばねモデルによる視覚化 単著、『漢字文献情報処理研究』第5号、 2004年10月、pp. 102-107、査読あり



清辨比量の東アジアにおける受容 単著、『불교학연구(仏教学研究)』8、2004年6月、pp. 297-322、査読あり 本稿では、未だ不明確な部分が多い7〜8世紀東アジア仏教界の状況、特に唯識思想の教派・学系を解明することを目指し、 清辨(Bhāvaviveka、c.490-570)の比量の東アジアにおける受容および諸師の解釈を検討する。
清辨を東アジアに紹介したのは玄奘であるが、玄奘の清辨に対する評価が低くなかったことは、 『大唐西域記』の説話や彼の因明などから推測できる。また、元暁や円測らの評価も、 唯識説と対立するものではないとも取れる考えを持っていたことが読み取れる。 しかし、基以降の諸師は、清辨を唯識派と対立するものとして否定的に捉えているが、その批判の仕方には諸説があった。
日本においては清辨が三論宗の祖師と見なされたこともあり、奈良〜平安初期の三論宗と法相宗の論争において、 清辨の比量が大きな問題となった。この論争において清辨は、一乗・仏性を説く者と見なされたが、 その背景には華厳宗の法蔵が空有の論争と三乗一乗論争とを接続する解釈があったことが認められる。 また、この論争では、清辨比量との共通性から『大仏頂経(楞厳経)』の真偽も問題となった。



思想史としての文字情報処理: 問題提起として 単著、『シンポジウム「文字情報処理のフロンティア: 過去・現在・未来」予稿集』、 2004年6月、7頁(頁番号なし)、査読なし



文字素性に基づく文字処理 共著(守岡知彦・師茂樹)、『情報処理学会研究報告』Vol. 2004, No. 58 (2004-CH-62)、 2004年5月、pp. 53-60、査読なし 文字や文字の性質を文字符号に制約されることなく自由に表現・処理するための環境として開発を進めている CHISE (CHaracter Information Service Environment) システムと、そこで用いられている文字処理技術について概説する。



清辨の比量をめぐる諸師の解釈 『唯識分量決』を中心に 単著、『한국불교학결집대회논집(韓国仏教学結集大会論集)』Vol. 2, No. 1、 2004年5月、pp. 572-584、査読なし 本稿では、未だ不明確な部分が多い7〜8世紀東アジア仏教界の状況、特に唯識思想の学系を解明することを目指し、 清辨(Bhāvaviveka、c. 490-570)の比量の受容および諸師の解釈を検討する。 清辨の比量は、空性を論証するための比量に“勝義において”という限定づけをする特徴があり、 玄奘を含む東アジアの諸師に広く関心が持たれたテーマであるにもかかわらず、 その受容についてはこれまでほとんど研究されてこなかったと言ってよい。 玄奘が清辨の比量を重視していたと思われる反面、その弟子である基以降、 空有の論争という文脈で清辨を法相宗と対立するものとして扱う発言が大勢を占める。 また特に法蔵以降、特に日本においては清辨の比量をめぐる議論が三乗・一乗の論争や仏性論争へと発展するため、 思想史的に重要である。
本稿では特に、善珠(723-797)『唯識分量決』に引かれる諸師の説をとりあげ、 当時の日本において持たれていた学系意識を検討することで、上記の目的に近づく最初の手がかりとする。 清辨比量に関するテキストがほとんど現存していない中、 『唯識分量決』など日本のテキストに残された逸文を利用しなければならないという現状もさることながら、 奈良〜平安初期の日本において清辨比量をめぐる激しい論争がおきており、その検討自体が思想史研究的に重要である。
The purpose of this paper is to investigate the situation of the East Asia Buddhist community in the 7-8th century which is not yet fully solved, especially the lineages of the scholar monks who were interested in Yogācāra. For this purpose, I would like to examine the acceptance and interpretations of East Asian Buddhist scholars to the inference (anumāna) of Bhāvaviveka (c.490-570). In his inferences Bhāvaviveka placed first a restriction “in the ultimate reality (paramārthatas)” for proving śūnyatā. Although some texts shows that Xuanzang regarded Bhāvaviveka's inference as important, after his follower Kuiji, it came to be regarded as that to which his inference and the Yogācāra theory are opposed in the context of the Mādhyamika-Yogācāra dispute. Moreover, after Fazang of the Huayan school, the arguments about his inference developed into the discussion on the buddha-nature theory or so.
In this paper, we deal with the quotations found in Yuishiki bunryo ketsu compiled by Zenju (723-797), in which East Asian Buddhist scholars discusses on Bhāvaviveka's inference, in order to examine the view(s) of Zenju (and colleagues) on the lineages of the East Asian Buddhist schools. Yuishiki bunryo ketsu is important not only since we have no recourse but to extrapolate the lost discussions of East Asian Buddhist scholars from the compilation of its quotations, but also because of the vehement discussion between the Hossō (the Japanese transmission of Yogācāra) and Sanron (that of Mādhyamika) schools in the Nara period.



「私」を書き残すために ―松本史朗「縁起について」の可能性― 単著、方法論懇話会編『GYRATIVA』3、 2004年3月、pp. 8-17、査読なし



Unicodeのcharacter概念に関する一考察 単著、『東洋学へのコンピュータ利用 第15回研究セミナー』、2004年3月、pp. 3-8、査読なし



麁食和上必当作仏 ―『守護国界章』が想定する円機未熟の読者― 単著、『印度学仏教学研究』52-2(104)、2004年3月、pp. 88-93、査読あり



法宝『大般涅槃経疏』逸文とその分析 ―済暹による引用文を中心に― 単著、『花園大学文学部研究紀要』36、2004年3月、pp. 77-97、査読なし



Surface or Essence: Beyond the Coded Character Set Model. 単著、英文、『「書体・組版ワークショップ」報告書』、2004年2月、pp. 26-35、査読なし For almost all users, the coded character set model is the only way to use characters with their computers. Although there have been frequent arguments about the many problems of coded character sets, until now, there was almost nothing on the philosophical consideration on a character in the field of Computer science. In this paper, the similarity between the coded character set model and Aristotle's Essentialism and the consequent problems derived from it, is discussed. Then the importance of the surface of the character is pointed out using the écriture theory of Jacques Derrida. Lastly, the Chaon model of the CHISE project is introduced as one of the solutions to this problem.



Nグラムと文字データベースによる漢字仏教文献の分析 単著、『情報処理学会研究報告』Vol. 2004, No. 7 (2004-CH-61)、 2004年1月、pp. 13-18、査読なし 近年、漢字仏教文献をNグラムモデルによって分析する方法が成果をあげつつある。 しかしながらこの方法は、文字の同定などの本質的な部分において文字コードに依存しているのが課題であった。 本稿では、筆者が開発に参加しているCHISEプロジェクトの文字データベースと文字処理システムを用いて、 文字コードに依存しないNグラム処理の試みについて報告する。



Perl/CHISEによる正規表現の拡張の試み ―文字素性による後方参照の実装実験と課題― 単著、Linux Conference 抄録集: 第1巻 (2003年)、 ISSN 1348-7876、9頁(頁番号なし)、査読あり 現在、様々な分野で用いられている正規表現であるが、古典文献の分析などにおいては、 符号化文字集合に依存した従来のメタ文字では機能不足である。本報告では、CHISEプロジェクトで公開している文字素性データベースと、 Perlが持つ正規表現リテラルのオーバーロード機能を組み合せることによって実現した、 文字の素性に対する後方参照メタ文字の試験的な実装について報告する。



CHISE Project 共著(守岡知彦、江渡浩一郎、苫米地等流、宮崎泉、師茂樹)、 『漢字文献情報処理研究』第4号、2003年10月、pp. 58-69、査読あり 文字コードに依存せず、文字知識データベースによって文字処理を行うシステムを開発している CHISEプロジェクトの現状と課題について論ずる。



Nグラムによる比較結果からの用例自動抽出 ―禅宗系の偽経を題材に 単著、 『東洋学へのコンピュータ利用第14回研究セミナー』、 2003年3月、pp. 53-63、査読なし 確率的言語モデルであるNグラムは、近年漢字文献の分析に有効であることが指摘されている。 本論文では、Nグラム以外の先行研究を踏まえ、禅宗の成立に影響の多かった偽経をクラスター分析にする試みについて報告する。



Criticism of the Hossō Theory in Girin Quoted by Saichō: Especially with Relation to Wŏnhyo and Ŭijŏk. 単著、英文、『印度学仏教学研究』51-2(102)、2003年3月、pp. 1032-1026、査読あり Saichō's Shugokokkaishō 守護国界章, the most representative text of the controversy between Saichō 最澄 (767-822) and Tokuitsu 徳一 (8-9c) in the early Heian period, contains a variety of quotations. They force Shugoshō to be very hard to read that many of them, including the fragments called Girin 義林, are not extant. In this paper, I would like to investigate the original and authorship of Girin, and examine the thought of Girin especially with relation to Wŏnhyo 元暁 (617-686).



唐代仏教における社会事業 ―慧沼とその弟子による架橋― 単著、『花園大学文学部研究紀要』35、2003年3月、pp. 43-60、査読なし 唐代の碑文資料をもとに、法相宗第二祖とされる慧沼とその弟子による架橋事業について分析する。



相部律宗定賓の行状・思想とその日本への影響 ―『四分律疏飾宗義記』に見える仏身論を中心に― 単著、『戒律文化』2、2003年3月、pp. 95-112、査読あり これまでほとんど取り上げられてこなかった相部律宗の教理について、定賓の仏身論を中心に分析し、 あわせて日本仏教への影響について論じる。



情報歴史学の課題 花園大学・情報歴史学コースのための主観的航海図 単著、『漢字文献情報処理研究』第3号、 2002年10月、pp. 68-72、査読あり 花園大学にはこの春、文学部史学科の一コースとして、 考古学、民俗学、美術史、禅文化史などの諸コースと並び、日本初の「情報歴史学コース」が開設された。 本稿は、船出したばかりで明確な見取り図をまだ持たない本コースが、どこを目指しどのように舵取りをしていくべきか、 若干の主観的かつ理想論的展望を述べたいと思う。



Chikō's Criticism of the Hossō Sect, and Wŏnhyo's Influence 単著、英文、『印度学仏教学研究』50-2 (100)、2002年3月、pp. 980-977、査読あり 元興寺智光の法相宗批判と、そこに見られる元暁の思想について論じた。智光の批判には、 拙論「新羅元暁の三時教判批判 『大慧度経宗要』を中心に」で明らかにした 和諍思想に基づく元暁の法相宗批判を継承する反面、当時の三論・法相の論争を背景とした法相宗への強い対抗意識が見られ、 両者が混在する形となっている。



Nグラムモデルとクラスター分析を用いた漢文古典テキストの比較研究 ―『般若心経』の異訳の比較を例に 単著、『京都大学大型計算機センター第69回研究セミナー 東洋学へのコンピュータ利用』、 2002年3月、pp. 63-72、査読なし 確率的言語モデルであるNグラムは、近年漢字文献の分析に有効であることが指摘されている。 本論文では、『般若心経』の異訳の比較を例に、Nグラムの結果をクラスター分析に応用する試みについて報告する。
※ この予稿集に載ったのは実は完成一歩前のバージョン(PDF化するとき間違った)で、しかもできあがった予稿集では乱丁になっており、 つくづく不運な原稿でした。 言い訳めいてますが、予稿集に載せるつもりだったものをご笑覧下さい。



Complex Spatial Digitization Tasks for the SAT Project 単著、英文、『電子佛典』第3輯、2001年12月、東國大學校EBTI、 pp. 57-68、査読なし 『大正新脩大蔵経』の電子化にあたっては、文字コードや外字の問題をはじめとする、様々な問題に直面する。 本発表では、図と文字との境界があいまいなテキストについて、SVGを用いた解決策を提案すると共に、 文献学者とのより一層の共同研究が必要であることを主張する。
概要はPresentationのAbstractも参照のこと。 2001 EBTI International Conference Commemorating the 95th Anniversary of Dongguk University International Collaboration for the Digitization of Buddhist Texts PROCEEDINGS.として。



XMLとNGSMによるテキスト内部の比較分析実験 『守護国界章』研究の一環として 単著、『漢字文献情報処理研究』第2号、2001年10月、pp. 62-67、査読あり 最澄と徳一の論争書である『守護国界章』は、両者のテキストが混在する形となっている。Nグラムモデルを用いたテキスト比較方法であるNGSMを適用する際、それぞれの部分をXMLを用いて切り分ける方法について試み、問題点等を指摘した。



GB18030とは何か 大陸の戦略 単著、『漢字文献情報処理研究』第2号、2001年10月、pp. 14-19、査読あり 中華人民共和国が新しく制定した文字コード規格GB18030の概要について解説し、その制定の意図や今後の影響について考察した。



新羅元暁の三時教判批判 『大慧度経宗要』を中心に 単著、『印度学仏教学研究』49-1(97)、2000年12月、pp.107-109 元暁の『大慧度経宗要』に説かれた和諍的な三時教判批判が、中国法相宗に向けられたものであることを論証した。



成唯識論同学鈔の共同研究 (3) 共著(楠淳證〔研究主任〕・後藤康夫・西村玲・蜷川祥美・弥山礼知・師茂樹)、『龍谷大学仏教文化研究所紀要』第39集、2000年11月、pp. 14-124(pp. 63-79を分担)、査読なし 中世以降の日本の仏教思想史における重要なテキストに論義書があるが、内容の難解さ、資料の多さなどからこれまで詳細な研究はなかった。本共同研究では法相宗において最も重要な論義書『成唯識論同学鈔』を論義ごとに解説し、今後の研究の基礎となることを目指す。



仏教学データベースにおけるXMLの活用 INBUDSにおけるID検索の実現にむけて 単著、『漢字文献情報処理研究』第1号、2000年10月、pp. 19-27、査読あり 東洋学に限らず大規模なデータベースを真に活用するためには、類義語辞典、シソーラスの導入が不可欠であることは言うまでもないが、その導入については多くの問題が残されている。本稿では、インド学仏教学論文データベース(INBUDS)を題材に、シソーラスを如何に実現するかという技術的な見通しについて試論的に考察を試みたものである。解決の糸口としては、INBUDSをXML化し、Christian Wittern氏が提唱するID方式を組み合わせることで、柔軟なシソーラス検索の実現と作業コストの低減を図る。



撲揚智周伝についての二、三の問題 ―師承関係を中心に― 単著、『印度学仏教学研究』48-1(95)、1999年12月、pp.170-172 中国・日本の唯識学派、いわゆる法相宗の歴史、思想について語られる場合、必ずと言っていいほど「三祖の定判」「三箇疏」という言葉が用いられる。「三祖」というのは玄奘三蔵の直系とされる慈恩大師基(632〜682)・淄州大師慧沼(650〜714)・撲揚大師智周(668〜723)であり、それぞれが著した『成唯識論』の注釈書である『枢要』『了義灯』『演秘』は、古来「三箇疏」と称され、基の『述記』とあわせて尊ばれてきた。しかしこの「三祖」、特に第三祖智周の師資相承については、史料に乏しいために、これまで学界で何度か疑問が呈されているのも事実である。本論文では、智周の師承に関する史料を整理し、それを分析することを通じて、「三祖」が唐代から認められていた概念であることを確認しつつ、しかし実態としては、(後の宗派的な見方と比べても)智周が比較的自由な精神をもっており、基らを批判的に見ていた点も認められる。



仏教研究におけるコンピュータ利用の現状――INBUDSを中心に 単著、『人文学と情報処理』No.24勉誠出版、1999年9月、pp.54-59、査読なし 仏教学におけるコンピュータ利用の歴史は、日本国内では比較的古く、パソコンで漢字が使えるようになってからは、学会レベルで積極的な取組みがなされてきた。その中で日本印度学仏教学会データベースセンターが中心となって構築作業を行っている《インド学仏教学論文データベース(INBUDS)》について、これまであまり紹介されてこなかったその概要と、同データベースセンターやその協力者がより便利なものを目指して取り組んでいる、XMLなども見据えたさまざまな研究、実験などについてその梗概を述べる。また併せて、テキストデータベース以外の関連する学術データベースについても紹介する。



On the Missing-Characters (GAIJI) of the Taisho Tripitaka Text Database Published by SAT 単著、英文、Proceedings of 1999 EBTI, ECAI, SEER & PNC Joint Meeting(『太平洋鄰里協會一九九九年會論文集』)、台湾中央研究院計算中心、1999年4月、pp.323-328、査読なし 1998年3月、大藏經テキスト研究会は、『大正新脩大蔵経』全体のテキスト・データベース(SAT)の公開を、世界に先駆けて開始した。漢字仏典のスタンダードな叢書として世界的に利用されている『大正新脩大蔵経』は、中国における著作・翻訳のほか、日本人による仮名混じりの著作も含むため、SATの文字コードはJISコード(JIS X 0208:1997)が採用されたが、近い将来にUnicodeなどの大規模文字コードに移行する予定である。ただしUnicodeなどでも処理できない所謂「外字」については、Christian Wittern氏のKanjiBaseを参考に『諸橋大漢和辞典』や『今昔文字鏡』の番号をSGML・XMLの実体参照形式で表現する方法が取られている。発表時、SATから70の電子仏典が公開されていたが、そこにはのべ600万文字が含まれ、JISを使用した場合15,000字以上の外字が発生した(Unicodeの場合は1,300字)。



慈蘊『法相髄脳』の復原と解釈 単著、『東洋大学大学院紀要』第35集、1999年2月、pp. 163-178、査読なし 興福寺の慈蘊(〜802-805〜)によって作られた『法相髄脳』は、その奥書に唐決を匂わせる記述が見られ、 上代日本法相宗において重要な意味を持つと思われる書物である。 しかし、蔵俊あるいは他の誰かの手によってその大部分が省略されており、作成された目的がはっきりしなかった。
『髄脳』の原型は、基・慧沼・智周・如理ら、中国法相宗の祖師たちの文を引用したものからなっている。 引用文の内容は清辯ら中観派の教理を批判するものであり、当時実際に対立していた日本三論宗に対する批判を意味するものと考えられるが、 それぞれの引用文を比較してみると、内容・態度に差異が認められることから、それを解決する(あるいは解決した)ことが 撰述目的のひとつと考えられるだろう。



法相宗の「一乗方便」説再考 ―諸乗義林を中心に― 単著、『印度学仏教学研究』47-1(93)、1998年12月、pp. 66-68 人の能力は平等か、不平等か――中国・日本において激論が戦わされた三乗・一乗の論争は、 一部の人に成仏の能力を認めない法相宗と、全ての人に成仏の可能性があると主張する一乗側との論争であるが、 従来の研究において法相宗の立場は「三乗真実・一乗方便」であるとされてきた。 しかし、法相宗の祖慈恩大師基(632〜682)や、奈良時代の代表的思想家である善珠(724〜797)の文献を検討すると、 この用語には問題があることに気づく。基の代表的文献『大乗法苑義林章』所収の「諸乗義林」では、 『法華経』の一乗説を「方便」とする一方、『勝鬘経』『涅槃経』などで説かれる普遍的な理、 真如を一乗とする立場を「真実」としており、したがってこれまでの研究では法相宗の一乗説の一部しか見ていなかったことになる。



最澄所引の賓法師『融文』について 単著、『東洋大学大学院紀要』第34集、1998年2月、pp. 153-171、査読なし 最澄によって撰述された『守護国界章』は、徳一との論争書のなかでも最も包括的な書である。 『守護章』には多くの引用が見られ、そのなかに少なからぬ逸文が含まれるのであるが、賓法師の作である『融文』はそのひとつであり、 具には『助照法華融文集』であると考えられる。
賓法師の名は最澄の著作中にたびたび登場するのであるが、霊潤や法宝といった一乗家の一員として扱われていることから考えると、 おそらく相部律宗の定賓を指していると思われる。 定賓は法華経や如来蔵経といった一乗経典や因明書、唯識論書を研究していたことが伝記からもわかる。
『融文』では、四諦説と転法輪を関連させて論じているのであるが、そこには法宝の五時教判が『解深密経』と『法華経』とを 峻別する態度と共通する構造が読み取れる。また、賓法師に帰せられる他の著作においては、定性声聞や定性独覚が無余涅槃に入った後にでも、 廻心向大が可能であることが説かれている。



BOOKS

書名 装丁 内容
丸山顕徳編 『奈良伝説探訪』 (分担執筆、三弥井書店、2010年4月、203頁) 【分担】「三月堂と蜂の宮」(pp. 68-71)、「実忠と笠置寺」(pp. 137-141)



文字研究会編 『新常用漢字表の文字論』 (共編著、勉誠出版、2009年12月、136頁) 【分担】「一般キャラクター論としての文字論の可能性」(pp. 15-28)



後藤真・田中正流・師茂樹 『情報歴史学入門』 (共著、金壽堂出版、2009年3月、184頁) 初めて情報歴史学を学ぶ人のための入門書。花園大学特別研究助成(出版助成)による出版。
【主な担当箇所】「この本の読み方」 (pp. 6-7) /第1部第4章「文化庁「子ども文化教室」を読む」(pp. 32-37) /第2部第3章「モノ史料/建物/遺跡」 (pp. 72-87) /第2部5章「地理情報」 (pp. 94-102) /第3部「情報を引き出す」 (pp. 104-127) /第4部第1章「著作権とライセンス」 (pp. 130-135) /第5部「卒業論文に向けて」 (pp. 152-173)



Geumgang Center for Buddhist Studies Geumgang University. Korean Buddhism in East Asian Perspective. (Korean Studies Series No. 35.) Jimoondang, May 2007. 350 pages. 【分担】“Xuanzang's Inference of Yogācāra and Its Interpretation by Shilla Buddhists.” (pp. 321-331)



菅沼晃博士古稀記念論文集刊行会編 『インド哲学仏教学への誘い―菅沼晃博士古稀記念論文集』 (分担執筆、大東出版社、2005年3月) インド哲学仏教学への誘い・表紙 【分担】第3編, I「IT社会におけるインド学仏教学」(pp. 272-278)



方法論懇話会『日本史の脱領域 多様性へのアプローチ』 (共編著、森話社、2003年2月) 日本史の脱領域・表紙 【分担】第5章「データベースがもたらすもの コンピュータの中の歴史/物語」(pp. 98-113)
方法論懇話会のサイトに掲載された刊行趣旨を参照。



漢字文献情報処理研究会『電脳中国学II』 (共編著、好文出版、2001年11月) 電脳中国学II・表紙 【分担】
  • 第2章 Windowsを味方にしよう:「ハングルを使うには」pp.88-89
  • 第3章 メールとインターネット:「インターネットの歴史」pp.92-95、「メールソフトで中国語」pp.96-108、「仏典」pp.138-141、「中国語のホームページを作る」pp.156-172
  • 第6章 これからの電脳中国学:「テキスト処理のプラグマティズム」pp.322-331
  • その他コラム、CD-ROM編集など。
詳しくは漢字文献情報処理研究会の『電脳中国学II』紹介ページをご覧下さい。



小林龍生・安岡孝一・戸村哲・三上喜貴編 『インターネット時代の文字コード』 (分担執筆、共立出版、2001年3月) 【分担】「タグ付き言語と文字コード」(pp. 194-205)
文字コードの問題を、歴史研究・思想研究者の立場から哲学的に考察し、文字コードだけでコンピュータにおける言語利用の問題を解決しようとする従来の考え方を批判した。



文字鏡研究会編『パソコン悠悠漢字術 今昔文字鏡徹底活用』(分担執筆、紀伊國屋書店、1999年4月) 【分担】
  • 第5章「文字鏡でホームページを作るには」pp.37-59
  • 第12章「データベースの未来へ――SATと文字鏡とXML」pp.154-174
  • 第13章「文字鏡番号を使った文字の統計調査」pp.175-186
  • 第14章「文字鏡番号を使うための汎用Perlスクリプト」pp.187-189
  • その他コラム、附属CD-ROMの編集等。
JepaXでオンライン出版されています。サンプル版を閲覧することができます。



漢字文献情報処理研究会『電脳中国学』(共編著、好文出版、1998年11月) 電脳中国学・表紙 【分担】
  • 中国関連学術ホームページガイド「仏教・道教」pp.146-151(野村英登氏との共著)
  • 学術CD-ROMを使いこなす「仏教関連」pp.184-186
  • 収集した情報を加工する「コンバート・加工入門」pp.188-193
  • 学術データ構築の実際「電子テキスト概論」pp.196-205
  • その他コラム、附属CD-ROMの編集等。
詳しくは漢字文献情報処理研究会の『電脳中国学』紹介ページをご覧下さい。



TRANSLATIONS

論題 所収 概要
Eli Franco(訳・解題: 師茂樹)「玄奘による観念論 (vijñaptimātratā) の証明」 単独翻訳、『花園大学文学部研究紀要』第43号、2011年3月、pp. 87-112(横書き) 原文: Eli Franco. “Xuanzang’s proof of idealism (vijñaptimātratā).” Hōrin: Vergleichende Studien zur japanischen Kultur, Vol. 11 (2005).



Christian Wittern. “Embedding Glyph Identifiers in XML Documents” 単独翻訳、『漢字文献情報処理研究』第4号、2003年10月、pp. 74-79 原文: Christian Wittern. “Embedding Glyph Identifiers in XML Documents”



PRESENTATIONS

 
題目 会場 概要
占察経の成立と受容―なぜ占いが必要とされたのか 単独発表、 日本佛教学会2011年度学術大会、 2011年8月31日、北海道大学  隋代に成立した偽経とされる『占察善悪業報経』(『占察経』)は、天台智顗の懺法の影響が指摘されるサイコロ占い(木輪相法)が説かれた前半部分と、『大乗起信論』の影響が指摘される唯心識観、真如実観などを説く後半部分によって構成されている。
 本発表で検討する前半部分については、中国思想の影響も指摘されているが、近年、山部能宜氏らによって明らかにされた、インド〜中央アジアにおいて発展し東アジアでも盛んに行われた好相行の影響が大きいと考えられる。好相行は、特に菩薩戒の自誓受戒において、懺悔滅罪の証拠として仏菩薩の姿を目の当たりにする(仏菩薩が滅罪を認定する)という神秘体験を特徴とする。『占察経』においても好相行が説かれるが、これは木輪相法によって知られた宿世の重い悪業を懺悔によって滅ぼしたことを確認する手段として説かれており、好相行と同類の方法と考えられているようである。好相行については、滅罪による利益を求める面もあったと思われるが、別稿で指摘したとおり、菩薩戒の受戒を含む大乗仏教への入門過程において修行者としての素質や自覚を確認するための方法として位置づけられる必要がある。『占察経』の構成を見ても、後半部分への導入として前半部分が位置づけられていることが見て取れる。
 木輪相法については他の仏典に類例が見られないものの、中国の伝統的な占いだけでなく、『婆沙論』に説かれる占夢書など、インド以来の夢占いの技法も下敷きにしているのではないかと思われる。いずれの場合も、過去世や未来世などを見通すことができるのは如来をはじめとする神通力を持った聖者のみであり、聖者たちから知識を得るための方法として懺法や夢見がある、という考えが背景にあったのではないかと思われる。つまり占いは、過去の仏説の記録という体裁になっている経典そのものよりも、仏のメッセージをより直接的に現在において感得できる方法だと考えられるのである。末法開始前後の衆生にいかに信心を生ぜしめるか、という問題意識に貫かれている『占察経』においては、仏説を直接聞くことによって修行者としての自信、確信を持つための方法として占いが求められたのではないだろうか。
 『占察経』は東アジアにおいて広く受容されたが、本発表では特に古代日本における受容に注目したい。鑑真来日まで『占察経』を用いた自誓受戒が行われていたことはよく知られているが、それ以降も『占察経』は様々な形で重視されていたようである。平安初期に成立した仏教説話集である『日本国現報善悪霊異記』(『日本霊異記』)には、『占察善悪業報経』との名前の共通性が見て取れるが、内容的にも好相行や占いなどの要素が取り入れられていることが明らかになっている。ここでも、自身の素質に疑問を持つ著者・景戒が、修行者としての自信と確信を持つための方法として『占察経』的なものを求めていたことが窺える。



花園大学の学生FD 〜現状と課題〜(ラウンドテーブル企画 学生とともに進めるFD) 単独発表、 第17回大学教育研究フォーラム、 2011年3月18日、京都大学吉田南総合館



異なる文献間の数理的な比較研究をふり返る 単独発表、公開シンポジウム「文字と非文字のアーカイブズ/モデルを使った文献研究」、 2011年2月18日、京都大学人文科学研究所本館101セミナー室 数理モデルを用いて異なる内容の文献(特に古典文献)を比較分析する研究について、 その方法論を中心に研究史を概観するとともに、問題点を指摘する。
Togetter - 「公開シンポジウム「文字と非文字のアーカイブズ/モデルを使った文献研究」実況まとめ」参照。



京町家の3次元CG復元をめぐる問題 共同発表(師茂樹・明珍健二)、 第16回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」、 2010年11月27日、花園大学 Togetter - 「第16回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」@花園大学 不完全実況」参照。



特別セッション「人文科学とデータベースの教育に関わる現状と課題」ラウンドテーブル 共同発表・討論(師茂樹・阪田真己子・柴田みゆき・河角龍典)、 第16回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」、 2010年11月27日、花園大学 Togetter - 「第16回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」@花園大学 不完全実況」参照。



元暁の因明について ―唯識比量の解釈を中心として― 単独発表、2010年度 第15回 元曉學研究院 學術大會「元曉學의諸問題II」、2010年11月12日、仏国寺文化会館 2010年度 第15回 元曉學研究院 學術大會 元曉學의諸問題II - もろ式: 読書日記参照。



徳一の三時教判に基づく法華経解釈 単独発表、 日本印度学仏教学会・第61回学術大会、 2010年9月10日、立正大学 徳一『中辺義鏡』(最澄『守護国界章』所収)冒頭で展開される三時教判をめぐる議論は、 奈良時代〜平安時代初期に展開した所謂「空有の論争」との関連において、思想史的に重要な部分である。 既発表の拙稿で明らかにしたように、空有の論争における三論宗と法相宗の対立の問題が、 三時教判における第二時空教と第三時中道教の問題として議論されていたのに加え、 空有の論争自体が仏性論争的性格を持っていたことから、三論宗と関係の深かった最澄と法相宗の徳一の論争は、 空有の論争の延長線上にあると考えられる。
『中辺義鏡』においては、慈恩大師基らの説を継承して、 三時教判の教証として『法華経』『涅槃経』等の一乗経典を用いている。 『法華経』について言えば、慈恩大師基の『法華玄賛』で経の様々な箇所に三時教判が説かれていると述べており、 慧沼らがそれを拡張(三時教判が説かれているとされる箇所の増加)したり修正したりしながら継承している。 徳一もこれを受けてさらなる拡張をしているだけでなく、基・慧沼らとは異なる独自の解釈をしている。 この中で、徳一は『法華経』が方便であることを証明するために三時教判を用いているのであるが、 これは三時教判の元々の意図からの逸脱であると考えられる。 その背景には、第二時・第三時の対立を一乗・三乗の対立に読み替える空有の論争の影響があると推測される。



文化庁の出現頻度数調査から改定常用漢字を考える 単独発表、 第5回ワークショップ:文字 ―「現実」から見た改定常用漢字表―、 2010年8月11日、東洋大学白山キャンパス 常用漢字改定の基礎資料となった出現頻度数調査についての紹介と簡単な内容分析。



仏教の修行マニュアルに見る「身体」イメージ ―『天台小止観』を中心に― 単独発表、 からだの文化 ―修行と身体像― 身体訓練の伝達を身体と言語・イメージの関係において考える2日間、 2010年7月17日、学習院大学 『天台小止観』という仏教の修行マニュアル中に見られる身体観は、 近代医学的な客観的な身体観とは別に、修行者が内的に認識するもうひとつの「身体」があることを指摘し、 それを前提とした具体的な身体操作の方法について考察する。



瑜伽師としての行基―『日本霊異記』の行基像をめぐって 単独発表、南都文化研究組織 第9回シンポジウム、2010年3月29日、奈良教育大学・職員会館 『日本霊異記』に見られる行基像には、 法相宗における理想的人物像としての瑜伽師の属性が備わっているのではないか、という試論。



携帯電話の絵文字におけるsemanticsの問題 単独発表、 東洋学へのコンピュータ利用 第21回研究セミナー、 2010年3月19日、 京都大学人文科学研究所本館 携帯電話の絵文字をUCSに収録するための議論の中で、しばしばsemanticsという用語が見られる。 本発表ではこれを、Unicodeにおけるsemanticsの定義と比較しながら、検討した。



文字情報処理研究の日本と海外 単独発表、 第一回 文化とコンピューティング国際会議、 2010年2月23日、京都大学・百周年時計台記念館 情報処理の基盤となる文字情報処理について、 Unicodeに代表されるUniversalism (universal repertoire主義)と、 日本でまだ重視されているコードセット独立モデル (Code Set Independent Model) とを対比させ、 前者にヨーロッパの普遍言語の名残を、後者にサピア=ウォーフの仮説的なメンタリティを見ようという試み。



経典に埋め込まれた身体的因果—仏教の実践論を考えるために— 単独発表、 花園大学国際禅学研究所・修行と身体班/宗教思想・文化研究会共催シンポジウム「身体からはじま(め)る思想(史)」、 2009年12月5日、京都市国際交流協会・第2会議室 経典に埋め込まれた身体的因果 ―仏教の実践論を考えるために― - もろ式: 読書日記参照。



文字を“わたる”ことについての予備的考察 単独発表、第3回ワークショップ: 文字 ―新常用漢字表を問う Part 2― 兼「文字研究会」(仮称)設立準備会、 2009年7月18日、花園大学 異なる字体・書体の文字のあいだ「わたる」能力は人間の文字使用における根本的な能力のひとつであり、漢字教育や文字コードの標準化などにおいては重要な問題である。しかしながら、「わたる」という行為がそもそもどのようなもので、またどのようにして人間はわたる/わたらないの境界線を引いているのか等々については、これまではっきりと提示されたことはほとんどなかった。この発表では、抽象文字に関するクヌースの議論と、それに対するするホフスタッターの批判を軸に、文字間の差を距離の遠近あるいは多数決的にとらえようとする考え方が不十分であることを指摘し、わたる/わたらないの境界線が満場一致的に決まる(変化するときには相転移的に変化する)という視点を提示した。



懺悔・占い・禅定・受戒 ―『日本霊異記』下巻三十八縁の解釈を中心として― 単独発表、民衆宗教史研究会近畿支部例会、2009年4月15日、花園大学 懺悔・占い・禅定・受戒 - もろ式: 読書日記参照。



『日本霊異記』と占い 単独発表、南都文化研究組織 第7回シンポジウム、2009年3月29日、元興寺文化財研究所 仏教における夢と修行実践との関連について概観し、下巻第三十八縁の二番目の夢を中心に『日本霊異記』を検討した。



そのメタデータの作者は誰か 単独発表、 国立歴史民俗博物館・共同研究「デジタル化された博物館資料に関する情報記述法の研究」 2009年2月25日、国立歴史民俗博物館 Cory Doctorow氏の“Metacrap: Putting the torch to seven straw-men of the meta-utopia”におけるメタデータ批判を紹介するとともに、 その問題点についても指摘し、「匿名ではないメタデータ」の可能性について論じた。



携帯電話の絵文字のUnicode登録をめぐる議論の動向 単独発表、 第2回ワークショップ: 文字 ―文字の規範―、 2009年2月7日、国立国語研究所 携帯電話の絵文字のUnicode登録をめぐる議論の動向 - もろ式: 読書日記参照。



東アジア因明文献データベースの構想とプロトタイプ作成 単独発表、 じんもんこん:-)2008 人文科学とコンピュータシンポジウム、 2008年12月21日、筑波大学・つくばキャンパス 東アジアで発達した仏教論理学(因明)の研究が、近年、盛んになってきているが、 特に伝統的な文章形式の持つ意味の解明や、逸文の調査が課題となっている。 本研究では、因明研究の実態にできる限り忠実なデータベースを設計、開発することで因明研究の効率化を計るとともに、 データベースが因明研究コミュニティの民族誌となることを目指す。 データベースはWiki的なシステムとして設計するが、符号化文字集合やプレーンテキストには基づかず、 文字用例・文字知識・テキストという形で表現する。



紙テープに呪縛されないテキストデータベース構築の試み 単独発表、漢字文献情報処理研究会第11回大会、 2008年12月14日、慶応義塾大学・日吉キャンパス 「紙テープの呪縛」で 安岡孝一氏が提示された問題意識を受け、一次元的ではないテキストの表現や検索が可能なWikiベースのシステムについて報告を行った。



蜂の宮 単独発表、南都文化研究組織 第6回シンポジウム、2008年7月20日、奈良教育大学・職員会館



一般キャラクターとしての文字 常用漢字問題によせて 単独発表、 ワークショップ: 文字 ―(新)常用漢字を問う―、 2008年7月19日、花園大学・自適館300教室



「人格」はどこにあるのか 単独発表、 方法論懇話会 2008年3月例会、 2008年3月30日、 花園大学・対雲館104教室 パーフィット『理由と人格―非人格性の倫理へ』の紹介。 方法論懇話会2008年3月例会 - もろ式: 読書日記参照。



暴流の中で: 一般キャラクター論から見たキャラ/キャラクター論 単独発表、 キャラクター・身体・コミュニティ〜第2回人文情報学シンポジウム、 2008年3月22日、 京都市国際交流協会・第2会議室 一般キャラクター論の立場から、伊藤剛氏の『テヅカ・イズ・デッド』で提示された「キャラ/キャラクター」論の問題点、 特に「キャラ」を「前(プロト)キャラクター態」としていることの問題点を指摘し、 循環的、再帰的な運動として「キャラ/キャラクター」論を再定義すべきことを主張した。



パネルディスカッション パネルディスカッション、キャラクター・身体・コミュニティ〜第2回人文情報学シンポジウム、 2008年3月22日、京都市国際交流協会・第2会議室 司会を担当(パネリスト: 石田美紀/伊藤剛/小形克宏/白須裕之/守岡知彦)。



中国古典戯曲文献の韻律の数理的分析に向けて 共同発表(師茂樹・千田大介・二階堂善弘・山下一夫・川浩二)、 東洋学へのコンピュータ利用 第19回研究セミナー、 2008年3月21日、 京都大学人文科学研究所本館



比蘇自然智再考 単独発表、 南都文化研究組織第5回シンポジウム、 2008年3月9日、 元興寺文化財研究所 レジュメを 比蘇自然智再考 - もろ式: 読書日記で公開。



中国古典戯曲のデジタル化をめぐって 共同発表(千田大介・師茂樹)、 漢字文献情報処理研究会 第10回大会、 2007年12月22日、 二松学舎大学・九段キャンパス



Web 2.0時代の仏教情報 単独発表、 佛教大学図書館竣工10周年記念シンポジウム「仏教関連資料のデジタル化の現状と将来」(平成19年度仏教図書館協会研修会と共催)、 2007年10月5日、 佛教大学・常照ホール(成徳常照館5階) Web 2.0と言われる状況において、仏教学関連の学術データベースや大学図書館などがどのような位置にあるかを分析し、 インド学仏教学論文データベース(INBUDS)を例にこの状況に対応する方法について考える。



文字の見えない部分 —制御文字考(2)— 単独発表、 情報処理学会・第76回人文科学とコンピュータ研究会研究発表会/東南科技大学2007国際シンポジウム「人文科学とコンピュータ科学」、 2007年9月27日、 東南科技大学(台北) コンピュータにおける文字の扱いにおいては、「文字とは何か」という議論を避けることはできない。 本発表では、従来制御文字やフォントとして符号化されてきた、書記において顕在化するものの、 結果的には文字にならない部分に注目することで、今後の文字論に必要な材料を提示したい。



新羅における玄奘の唯識比量の解釈 —憬興・太賢・道証を中心に— 単独発表、 日本印度学仏教学会・第58回学術大会、 2007年9月4日、四国大学 玄奘による所謂「唯識比量」に関しては、法相宗の基らによる肯定的(護教的)解釈があった反面、 元暁をはじめとする新羅の学僧を中心に批判的な解釈があったことが知られており、東アジアの唯識学派の中では早く から大きな問題として議論されてきた。近代以降の仏教学界では、中村元氏が元暁らの批判的な態度に対して肯定的な 評価をされ、また韓国の研究者が元暁の著作を検討する中でこの問題について議論をしているものの、それ以上の検討 はなされていないと思われる。
本発表においては、新羅において元暁とは別系統の議論を展開したと思われる憬興・太賢・道証らのグループに注目し、 これまで注目されてこなかった彼らの唯識比量の解釈について検討する。テキストとしては、善珠や蔵俊ら日本の 法相宗の学僧の文献に引用された逸文を主として分析対象とする。



所謂「南都読み」について 単独発表、南都文化研究組織 第4回シンポジウム、2007年7月22日、 奈良教育大学 興福寺や薬師寺など、南都(奈良)の法相宗の寺院で用いられている仏教用語の特殊な読み方について、 現在それが急速に失われつつある現状を指摘し、記録の必要性などについて問題提起をした。



人文科学研究におけるGoogle Earthの使い道 単独発表、 東洋学へのコンピュータ利用 第18回研究セミナー、2007年3月23日、京都大学学術情報メディアセンター北館3F講習室 予稿集に書いた内容に加え、学術情報へのインターフェースとしてのGoogle Earthの可能性を示すためにインド学仏教学論文データベース(INBUDS)との連携の例をデモした。



『日本霊異記』と法相宗 単独発表、南都文化研究組織 第3回シンポジウム、2007年3月11日、 元興寺文化財研究所 『日本霊異記』の中に法相宗の教理に基づいた言説を多く見出せることを指摘し、 今後の研究の方向性のひとつになるのではないかと問題提起をした。



制御文字考 単独発表、 人文情報学シンポジウム ―キャラクター・データベース・共同行為―、2007年3月2日、京都市国際交流会館・第2会議室 一般文字(キャラクター)論への足がかりとして、書記の再帰的・自己書き換え的なあり方について、 デリダなどの議論を参照しつつ検討した。
もろ式: 読書日記 - 人文情報学シンポジウム —キャラクター・データベース・共同行為— 1日目にメモ。



プロレスの「虚実」をめぐる二、三の事柄 単独発表、 京都大学人文科学研究所共同研究 「虚構と擬制——総合的フィクション研究の試み」、2007年1月19日、京都大学人文科学研究所 アメリカのメジャー団体が株式上場に際して公式に「シナリオ」の存在を認めたり、「試合の勝ち負けなどについて「事前の取り決め」があった」ことを東京地裁に認定されてしまったりしている昨今、プロレスの虚実をめぐる議論は以前とは様変わりしつつある。
日本では「八百長」、アメリカでは“fake”などと呼ばれることの多い、ある種のフィクション性を含むプロレスのあり方については、ロラン・バルトの「レッスルする世界」において「神話」の一例としてとりあげられて以来、(多数のファンクラブ的な、あるいはジャーナリスティックな議論とは対照的に)少数ではあるが、社会学者、哲学者らによって理論的な考察がなされてきた。
本発表では、これまでの研究を概観することで、「ジャンルの鬼っ子」などとも言われるプロレスの表現における独自性のようなものを考察できればと思う。



Unicode 5.0とCJK Extension D 単独発表、漢字文献情報処理研究会 第9回大会、 2006年12月16日、ピアザ淡海・305会議室 Unicode 5.0における漢字関連の話題(特にIdeograchic Variation Databaseの件)や、CJK Extension Dの制定をめぐる動向などについて紹介した。



実践理論としての五姓各別説 単独発表、東アジア仏教研究会2006年度年次大会、2006年12月2日、駒澤大学会館246・7階会議室 従来「差別思想」と評価されることの多かった五姓各別説が、唯識学派においてどのような意味を持つのかを 検討する一環として、実践理論として位置づけることが可能なのではないか、という例を二三挙げ、検討した。
もろ式: 読書日記 - 東アジア仏教研究会大会参照。



Kanji Database Projectにおける漢字知識の収集と活用 単独発表、 国際ワークショップ「典籍交流(訓読)と漢字情報」、 2006年8月22日、北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟W409 Kanji Database Projectは、 川幡太一氏と師茂樹が、漢字に関わる様々な文字コード規格や諸橋大漢和辞典や今昔文字鏡などの番号との間の厳密な対照テーブルを作成する目的で2001年頃から開始したオープンソースのプロジェクトである。活動の背景には、漢字処理について議論したり、アプリケーションを開発したりするために膨大な知識が必要とされる反面、当時、自由に利用できる機械可読なテーブルが不十分であったうえ、テーブルがある場合でも、学術的・技術的に信頼できないという状況があった。
2002年度以降は花園大学国際禅学研究所の文部科学省・学術フロンティア推進事業の一環として、また2003、2005年度には日本学術振興会・科学研究費補助金・研究成果公開促進費も獲得して、データベースの構築を進めてきたが、その間、単なる文字コード・文字番号の対照テーブルには限界があることを痛感し、より広範に漢字の知識をデータベース化し、活用する方向で作業を進めている。本報告では特に、古典資料を元にしたデータベース二点について紹介したい。



実忠 単独発表、南都文化研究組織 第1回シンポジウム、2006年7月30日、 元興寺文化財研究所 笠置寺や東大寺二月堂をめぐる実忠の伝説を、観仏信仰との関連で分析した。
プログラムと感想を書きました。



徳一の「如是我聞」訓読をめぐる二、三の問題 単独発表、早稲田大学東洋哲学会 第二十三回大会、2006年6月10日、早稲田大学文学部 33号館 第一会議室 最澄『守護国界章』に引用される徳一『中辺義鏡』には、経典冒頭によく見られる「如是我聞」の句を 複数の万葉がなによる訓読よって解釈する部分がある。本発表ではその万葉がなの用法や訓読を検討することで、 『守護国界章』の書誌的な問題や最澄らの翻訳観について検討する。



自由な漢字フォント環境の構築に向けて 共同発表(上地宏一・師茂樹)東洋学へのコンピュータ利用 第17回研究セミナー、2006年3月24日、京都大学学術情報メディアセンター北館3F講習室 筆者らがこれまで取り組んできた、漢字フォントを自由ソフトウェアとして公開する取り組みについて、 その趣旨と技術を紹介する。



五姓各別説と観音の夢 ―『日本霊異記』下巻第三十八縁の読解の試み― 単独発表、佛教史学会 2006年1月例会、 2006年1月14日、龍谷大学・大宮学舎 下巻第三十八縁の第一の夢を、五姓各別説をめぐる論争、菩薩戒、 玄奘のインドにおける神秘体験などとからめつつ、解釈のための材料を提示した。



文字オントロジに基づく文字オブジェクト列間の編集距離 単独発表、 CHISE Conference 2005、 2005年10月13日、京都市国際交流会館 文字列どうしがどの程度異なっているかを数値化するレーベンシュタイン距離(編集距離)を使った比較は、ワープロなどのスペルチェック機能や、最近ではバイオインフォマティクスにおける塩基列の比較などに応用されたことで注目されている。漢字文化圏の古典学においても、写本間の「距離」を見いだす有効な方法として、近年、応用研究が進んでいる。本発表では、Chaonモデルに基づく文字オブジェクトの列どうしの「距離」を計算する方法として、木の編集距離を文字オブジェクトの比較に応用することを提案する。



仏教学におけるデリダの受容と問題点 単独発表、方法論懇話会 2005年度前期例会、 2005年9月17日、布引温泉・国民年金健康保養センターこもろ



携帯電話を利用した歴史博物館学習支援システムの共同開発プロジェクト 共同発表(師茂樹・佐藤誠・田中正流・後藤真)、平成17年度全国大学IT活用教育方法研究会(私立大学情報教育協会)、2005年7月2日、アルカディア市ヶ谷 人文科学におけるコンピュータの利用は、研究方面での充実とは裏腹に教育方面での本格的に取り組みは少ない。人文科学の基礎訓練を経ていない学部生にコンピュータ利用の方法論やメリットを理解させ考えさせる方法が模索されていた。本実践では、携帯電話のQRコード(2次元バーコード)読み取り機能を用い、花園大学歴史博物館の展示物に対するWeb上に置かれた解説を提供するシステムを、花園大学史学科・情報歴史学コースの学生を中心としたプロジェクトチームを編成し共同開発するという課外授業を通じて、日本史学の諸問題、博物館運営の実際、コンピュータ利用の方法などを統合的に学習させることを目指した。その結果、携帯電話等の理解しやすい材料を用いることで学生の積極的かつ自発的な発言や行動を引き出すことができた。また副産物として、プロジェクト外の学生を歴史博物館に注目させることもできた。



「デジタルアーカイブ」とはどのような行為なのか 単独発表、 情報処理学会・第66回人文科学とコンピュータ研究会発表会、 2005年5月27日、花園大学・教堂 上記論文概要参照



GODDAG再考 単独発表、 東洋学へのコンピュータ利用 第16回研究セミナー、2005年3月25日、京都大学学術情報メディアセンター北館3F講習室 タグのオーヴァーラップを認めるGODDAGというマークアップ方法を批判的に考察することで、グラフ理論等による新しいテキスト処理について考える。



人文学のアポリアを乗り越えるために: 人文工学の可能性 単独発表、 神戸学院大学 地域研究センター 文化人類学分野講演会、 2005年2月26日、神戸学院大学14号館141G号室



人文科学にとっての“デジタルアーカイブ” パネルディスカッション、 人文科学とコンピュータシンポジウム 「じんもんこん :-) 2004」『デジタルアーカイブ -デジタル学術情報資源の共有と活用-』、2004年12月10日、立命館大学 問題提起と司会を担当。



漢籍の新しい形−ネットワークとアーカイブ− パネルディスカッション(パネリスト)、漢字文献情報処理研究会 第7回大会・文部科学省科学研究費特定領域「東アジア出版文化の研究」G班ジョイントセミナー「漢籍の情報化−これからの出版文化−」、 2004年12月4日、関西大学 パネリストとして「大規模データベースの使い方」という報告を行い、討論に参加した。



大規模仏教文献群に対する確率統計的分析の試み 単独発表、 京都大學人文科學研究所 創立75周年記念 中國宗教文獻研究國際シンポジウム、2004年11月21日、京都大學 百周年時計臺記念館 國際交流ホール 文献研究には、何らかの仮説が必要である。例えば、ある研究者が無数にある文献の中からどれかを選び出し読み始めるとき、その選択の背景には文献に対する知識や先行研究、研究者の関心などに基づいた何らかの仮説が形成されているはずである。電子テキストに対する検索もまた、テキストの内容や表現をあらかじめ知っていなければ、有意な結果が出にくい場合が多い。
近年、仏教文献をはじめとする漢字文献の電子化が急速に進み、研究環境は大幅に進歩したように思われる。しかし、研究者の知識の範囲を大きく超える大規模な文献群を扱うことができる現在の環境においては、仮説を前提とする従来の方法が通用しなくなってきている。大規模な電子文献群を扱うための方法論の検討が、大きな課題となっている。
情報科学の分野では、大規模なデータベースの中から、確率・統計やパターンマッチなどの技術によってパターンを発見し、発想や仮説生成を支援する技術であるデータマイニングが注目されている。古典テキストの計量的な分析はこれまでも行われてきたが、文献学者の仮説形成のために用いられることはほとんどされてこなかった。
本発表では、大規模な仏教文献データベースに対して、確率・統計的手法による分類を通じて、文献研究につながるような仮説の形成を試みることで、大規模電子文献を扱うための方法論について考えてみたい。その際、具体的には玄奘訳とされるすべての漢訳仏典を対象とし、コンピュータによる分類と従来の文献学的研究の比較を行いたい。
A philological study needs a hypothesis. For example, when a scholar chooses a text from innumerable books and begins to read it, some hypotheses may have been formed by his/her knowledge of texts, former studies, his/her personal interest and so on. Text retrieval without advance knowledge of texts often causes meaningless results.
Recently, the digitization of Chinese classics, including Buddhist texts, is progressing rapidly, and our research environment seems to have reached a high standard. However, some usual methods of the philological study that need hypotheses are useless to handle large-scale text database. We need to design the methodology to handle such database.
In the context of computer science, data mining, which is one of the technologies for knowledge discovery and hypothesis formation in large databases using statistical analysis, is being paid attention. Although a number of researches have been carried out into the statistical analysis of classics, little is known about its application to hypothesis formation of philologists.
In this presentation, I would like to examine the methodology to handle large-scale text databases by means of proposing methods of hypothesis formation using statistical cluster analysis of large amounts of Buddhist text database. I analyze all translations of Xuanzang statistically, for instance, and compare the result with that of philological studies on Xuanzang’s translations.



Xuanzang’s Inference and Silla Buddhism: Focusing on Japanese Texts. 単独発表、 2004금강대학교 국제불교학술회의(金剛大学校国際仏教学術大会)、 2004年10月24日、於韓国・金剛大学校 According to his biographies, Xuanzang 玄奘 (602-664) wrote several texts in India. Although we cannot read them since they have not been preserved, a part of their contents could be gathered from several texts. Yinmin-ruzhengli-lun-shu 因明入正理論疏 (Commentary on Nyāya-praveśa) written by Ji 基 (632-682) says that Xuanzang made an inference to prove the truth of Yogācāra.
The similarity between this inference and Bhāvaviveka's (c. 490-570) method of logic has been pointed out from Xuanzang's lifetime until now. One of the features of Bhāvaviveka's logic is the restriction “in the ultimate reality” which Xuanzang also uses in his inference.
Yasunori Ejima claims that Xuanzang's inference was based on Bhāvaviveka's method. On the other hand, Bhāvaviveka has been criticized by the Faxiang / Hossō school (the East Asian transmission of Yogācāra) especially in Japanese tradition, since he has been regarded as a master of the Mādhyamika school. Therefore, just after Xuanzang how to interpret his inference was in chaos in China and Korea.
Hajime Nakamura regards Silla Buddhists' interpretations of Xuanzang's inference as a characteristic of the way of thinking of the Korean. Comparing with invention of Hangul, he states that Silla Buddhists' interpretations show the rationalism of Korean people. He also pointed out that Korean Buddhists, such as Sungyeong 順憬 and Weonhyo 元曉, did not follow the authority blindly but criticized it.
In this presentaion, I would like to examine the feature and uniqueness of Silla Buddhists' interpretations of Xuanzang's inference mainly through Japanese texts, and to consider their influence to Japanese Buddhism. Since most of the commentaries of Silla Buddhists are not extant unfortunately, we have no recourse but to extrapolate their contents from the compilation of their quotations by later generations, especially Japanese scholar monks.



興聖寺本『続高僧伝』所収の玄奘伝の特徴 単独発表、 日本印度学仏教学会・第55回学術大会、 2004年7月24日、駒澤大学 興聖寺本『続高僧伝』は、緒方香州氏がその特異性、重要性を1979年に紹介されて以来、 藤善真澄氏による玄奘伝を中心とした研究を除いては、ほとんど検討されてこなかった。 玄奘伝は興聖寺本の中でも最も大きな変化が見られる部分であり、かつ現存する玄奘伝の中では興聖寺本が 最古であると思われることから考えても、緒方氏による発見および藤善氏による研究は高く評価されるが、 一方で現在のところ文献学的な問題を扱う段階に留まっており、様々な課題が未解決であることは否めない。
本発表では玄奘伝の内容的な特徴を、主に現行の『続高僧伝』との比較から検討する。 玄奘の渡天と言えば「不東」(仏法を修めるまでは東、すなわち中国に帰らない)という言葉がしばしば引かれるが、 興聖寺本の玄奘伝においては逆に中国への強い意志を示す表現が見出される。そしてこのような表現は、 その後の玄奘伝には見出すことができないため、道宣が他の伝を参照する過程で修正していったものとも考えられる。 中国への強い意志は他の著作に見られる道宣の仏教史観と類似する面もあるため、 興聖寺本がそれをより濃く残した資料であると見なすことも可能ではなかろうか。



思想史としての文字情報処理: 問題提起として シンポジウム「文字情報処理のフロンティア: 過去・現在・未来」、2004年6月9日、キャンパスプラザ京都



文字素性に基づく文字処理 共同発表(守岡知彦・師茂樹)、情報処理学会・第62回人文科学とコンピュータ研究会、2004年5月28日、龍谷大学 瀬田キャンパス 上記論文概要参照



清辨の比量をめぐる諸師の解釈 単独発表、2004한극불교학결집대회(韓国仏教学結集大会)、2004年5月1日、中央僧伽大学校



Unicodeのcharacter概念に関する一考察 単独発表、 東洋学へのコンピュータ利用 第15回研究セミナー、 2004年3月26日、京都大学学術情報メディアセンター北館 上記論文参照



Nグラムと文字データベースによる漢字仏教文献の分析 単独発表、情報処理学会・第61回人文科学とコンピュータ研究会、2004年1月23日、山口大学 上記論文概要参照



Nグラムと文字データベースによる漢籍の音韻分析の試み 単独発表、 漢字文献情報処理研究会 第6回大会、 2003年12月6日、慶應義塾大学日吉キャンパス 当日使用したスライドレジュメ



漢字文献データの汎用フォーマット〜プレーンテキストからXMLまで パネルディスカッション(パネリスト)、 漢字文献情報処理研究会 第6回大会、 2003年12月6日、 慶應義塾大学日吉キャンパス パネリストとして、報告「“XMLは使えない”と主張する人々」を担当、ディスカッションに参加。



Surface or Essence: Beyond the Coded Character Set Model 単独発表、 書体・組版ワークショップ (京都大學21世紀COE 東アジア世界の人文情報學研究教育據點)、2003年11月28日、 京都市国際交流会館 当日使用したスライド



Perl/CHISEによる正規表現の拡張の試み 単独発表、 Linux Conference 2003、2003年10月31日、大阪産業創造館 上記論文概要参照
発表資料



興聖寺本『続高僧伝』所収の玄奘伝の構成とその背景 ―他の玄奘伝との比較から― 単独発表、 花園大学国際禅学研究所・禅宗史研究室主催研究会、 2003年10月27日、花園大学・返照館103号室 当日配布したレジュメ。2002(平成14)年度文部科学省学術フロンティア推進事業の一環。



麁食和上必当作仏 ―『守護国界章』における円機未熟の読者について 単独発表、 日本印度学仏教学会・第54回学術大会、 2003年9月6日、於仏教大学 当日配布したレジュメ (発表時に様々なご意見を頂き訂正すべきところも多いが、そのまま公開する)。



Nグラムによる比較結果からの用例自動抽出 ――禅宗系の偽経を題材に 単独発表、 東洋学へのコンピュータ利用第14回研究セミナー、 2003年3月28日、京都大学学術情報メディアセンター北館



Chaonモデルの過去・現在・未来 単独発表、 CHISE Symposium 2003、 2003年3月15日、情報処理振興事業協会 CHISEプロジェクトは、文字コードによる従来の文字処理からの本質的な脱却を目指している。ここで提唱されている文字処理モデルのひとつ、Chaonモデルが、言語(哲)学や文字学・文字論などにおいて積み重ねられてきた議論の中にどのように位置づけることができるのか、あるいはそこからCHISEにとって有意義な議論を導くことができないか、仮説を交えながら概観したい。
※ 当日、「属性の束による文字処理の試み: Perl/CHISEを例に」という発表もする予定だったが、スケジュールの都合でこの発表(と後のBOFセッション)に吸収した。
レジュメその1(PDF)レジュメその2(PDF)



UTF2000.pm: Overview 単独発表、CHISE14シンポジウム、2003年2月1日、ATR 当日使ったスライド(OpenOffice版)またはそのHTML版を公開しています。参考:Perl/CHISE



CHISEとは何ではないか 単独発表、 漢字文献情報処理研究会 第5回大会、 2002年12月7日、花園大学



花園大学禅デジタルアーカイブ・プロジェクトの構想 単独発表、 漢字文献情報処理研究会 第5回大会、 2002年12月7日、花園大学 花園大学は今年度、文部科学省の学術フロンティア推進事業の選定を受け、その一環として禅研究のためのデジタルアーカイブを構築することとなった。これは、ZenBase CD1などで知られるテキストデータベースを中心としたものに加え、画像データや建造物の3Dデータなども含み、また世界中の研究者がオープンソース的に参加できる総合的な研究サイトとなる予定である。本発表では、本プロジェクトの構想を発表して広く意見を請うと共に、可能であれば1年目の成果を公表したいと思う。



「「ユニコードとは何か」から「Unicode4.0」まで」 「CHISEプロジェクトが提案する新しい文字のモデル」 単独発表、大阪外国語大学・科学研究費『多言語同時処理』プロジェクト第1回研究会「文字符号と多言語同時処理」、2002年12月6日、千里ライフサイエンスセンタービル



Nグラムを用いたクラスタ分析による禅文献分類の試み 単独発表、第七十三回禅学研究会学術大会、2002年11月30日、 花園大学 当日配布予定だったレジュメの原稿(なんと発表の当日パソコンのメインHDDがクラッシュしてしまい、チェック用に印刷していたやつをゴミ箱から拾い上げ、はさみとのりで無理やりレジュメの形にでっちあげて発表したのでした (^_^;; 悲惨だ)



相部律宗定賓の行状・思想とその日本への影響 ―『四分律疏飾宗義記』に見える仏身論を中心に― 戒律文化研究会第2回(平成14年度)研究大会、2002年9月29日、西大寺興正殿



Why is the ekayāna theory so important in the East Asian Yogācāra studies? 単独発表、Yogācāra Buddhism Symposium, University of Calgary, 7. September. 2002. In the Fǎxiàng (in Chinese) / Hossō (in Japanese) schools, the East Asian transmission of Yogācāra, the single-vehicle (ekayāna) theory has occupied an important position although it is not a central topic in the Indian tradition. This is due not only to their religious interest in Buddha nature, but also to their controversy with other Chinese Buddhist philosophers, especially the believers of Mahāparinirvāṇa-sūtra and the Huáyán school. Traditionally, the vehicle theory of the Fǎxiàng / Hossō school has been summarized as follows: the teaching of three vehicles is the truth, but that of single vehicle is expedient. Based on this too-simple interpretation, it could not be made clear why the single-vehicle theory has become so important for this school. Since the relationship between the second and the third period of the three period teaching classification, which is derived from Saṃdhinirmocana-sūtra, was reinterpreted as the confrontation between the single- and three-vehicle by the critics of this school in early Tang dynasty, the views on the vehicle theory of this school was simplified and the three nature teaching, which is one of the most important subjects for all Yogācāra, was put in the same category with this theory. After introduced into Japan, the Sanron school (the East Asian transmission of Mādhyamika) and Bhāviveka were regarded as the believers of single-vehicle. This paper reexamines the single-vehicle theory of the Fǎxiàng / Hossō school and describes the history of misinterpretation on it from Tang through early Heian period.



最澄所引の「義林」に見られる法相教学批判 ―元暁・義寂との関連で― 単独発表、 韓・日共同印度学仏教学学術大会/日本印度学仏教学会・第53回学術大会、 2002年7月6日、ソウル・東国大学校 当日配布したレジュメ(Microsoft Wordファイル、773KB)



Nグラムモデルとクラスター分析を用いた漢文古典テキストの比較研究 ―『般若心経』の異訳の比較を例に 単独発表、 京都大学大型計算機センター第69回研究セミナー「東洋学へのコンピュータ利用」、 2002年3月22日、京都大学大型計算機センター 予稿集に載せた原稿をだいぶ書き換えたもの(というか、こちらを載せてもらうつもりだったが、送るのが遅れてしまった)。



大規模漢字システムの現状 Unicode/GB 18030/今昔文字鏡/GT明朝/TRONコード 共同発表(二階堂善弘・師茂樹・谷本玲大)、 漢字文献情報処理研究会 第4回大会、 2001年12月22日、慶應義塾大学三田キャンパスG-SEC Lab UnicodeとGB 18030の概要説明を担当。



元興寺智光の法相宗批判と元暁 単独発表、日本印度学仏教学会・第52回学術大会・創立50周年記念大会、2001年7月1日、東京大学



Complex Spatial Digitization Tasks for the SAT Project 単独発表、 Electronic Buddhist Text Initiative, 2001 Seoul Meeting、2001年5月25日、韓国・東國大学校 The SAT project, which is digitizing the Taishō shinshū daizōkyō in Japan, aims, in cooperation with the Chinese digital Buddhist canon society CBETA (located in Taiwan) at the construction of a highly accurate new electronic Buddhist canon. In the work of digitizing the Taishō canon, we have already dealt with many of the basic problems, such as that of encoding and missing characters. But there are also very often more complex issues involved, such as in the case where the actual printed source has a wide range of spatial, graphically-oriented styles, which play a seminal role in expressing the author's theme. In this presentation, I would like to offer a means for resolving the complexities that arise in the digitization of a text such as Euisang's Chart of the Dharma-realm of the Single Vehicle of the Huayan (Hwaeom ilseung beopgyedo 華嚴一乘法界圖), and documents that include scores and other complex shapes as found in volume 84 of the Taishō. This will be done by using the markup method named SVG.



テキストの多様性とその電子化 『大正新脩大蔵経』電子化におけるXMLの利用とその限界 単独発表、 第五回XML開発者の日、 2001年4月7日、日本IBM(株)箱崎事業所AVルーム 『大正新脩大蔵経』は、その名の通り大正時代から編纂が始まり、昭和初期に一応の完成を見た漢字仏典の一大叢書であり、世界中の仏教研究者が標準的なテキストとして使用する日本の文化遺産のひとつである。その『大正新脩大蔵経』全巻の電子化を日本で行っているSATプロジェクトは、日本国内で仏典の電子化を進めている機関や研究会、あるいは台湾の中華電子仏典協会(CBETA)と連携し、精度の高いデータベースの構築を目指して活動している。
古典テキストである『大正新脩大蔵経』の電子化にあたっては、文字コードや外字の問題をはじめとする、様々な問題に直面する。電子テキストのフォーマットとして一般的な一次元構造のプレーン・テキストや、単純なツリー構造であるSGML/XMLなどは、紙に印刷された実際のテキストの大部分を占める文章の部分を表現するためには充分な能力を持っているが、テキストは文章以外にも極めて多様な表現スタイルを持っており、しかもそのようなスタイルにそれぞれの筆者の思想や意図が託されている場合が少なくない。これらを如何に自然に――原テキストに沿った形で――電子化するかについては、これまで多くの議論が重ねられ、いくつかの解決法が提案されてきた。
本発表で紹介する Scalable Vector Graphics (SVG) による電子化は、そのひとつである。SVG は、W3Cが開発を進めているXMLベースの図形記述言語であるが、『大正新脩大蔵経』に含まれる義湘『華厳一乗法界図』や密教の図像、声明(仏教音楽)の楽譜など、文書と図版の両方の性格を持つ、プレーン・テキストでは十全な表現が不可能なタイプのテキストを電子化するのに適していると思われる。これらのテキストは見た目では複雑そうに見えるが、構造としては一次元的、あるいは単純なツリー構造的であるため、XMLになじみやすいのである。
もちろん『大正新脩大蔵経』の中には、所謂CONCUR問題を引き起こすような構造を持ったテキストも少なからず存在する。例えば、師匠から弟子への師資相承を記述した法系図などは一種のツリー構造であるが、複数の師匠に師事した弟子(複数の親ノードを持つ子ノード)などが頻出するため、従来のSGML/XMLを使った方法では自然な表現が極めて困難であろう。また、始点や終点が曖昧な回文やある種の言葉遊び、焦点が定まっていない――構造が見出せない――地図や図形などにおいては、自然な形の電子化自体がもはや不可能とすら思えてくる。これらの問題について、研究史を概観しつつ、実現性について考察したい。
参照:「SVGを用いた『華嚴一乘法界圖』の表現実験



オープンソース・ソフトウェアによる論文書誌データベースの構築――インド学仏教学論文データベース(INBUDS)の事例をもとに 単独発表、 第2回韓日人文・社会科学学術交流記念講演会、 2000年11月4日、島根県立大学講堂 オープンソースで開発されている日本語全文検索システムNamazuを用いたインド学仏教学論文データベース(INBUDS)のオンライン検索システムの開発を通じて、人文社会系研究者によるデータベース開発・公開におけるオープンソース・ソフトウェアの有用性と、オープンソース的な発想による「ゆるやかな連携」が重要であることを指摘した。
当日のしゃべり原稿を公開。
付記:この当時はまだオープンソースの定義やフリーソフトウェアなどについての知識が不充分だったので、一部おかしなところ(例えば、オープンソースは「ソフトウェアの著作権を放棄」すること、とか言ってみたり)がありますが、晒しておきます。(2003-06-07)



新羅元暁の三時教判批判 単独発表、日本印度学仏教学会・第51回学術大会、2000年9月2日、東洋大学



オープンソースでなければできなかったこと NamazuによるINBUDS検索システム構築の実際 単独発表、Open Platforms, Open Data, and the Sharing of Digitized CJK Materials、 2000年6月17日、東洋学園大学 オープンソースで開発されている日本語全文検索システムNamazuを用いたインド学仏教学論文データベース (INBUDS)のオンライン検索システムの開発を紹介し、 人文社会系研究者によるデータベース開発・公開におけるオープンソース・ソフトウェアの有用性を指摘した。



仏教学データベースにおけるXMLの活用 ―INBUDSにおけるID検索の実現にむけて 単独発表、 漢字文献情報処理研究会 第2回大会、 1999年12月18日、駒沢大学 当日のプレゼンテーション・ファイルをHTMLに変換したものを公開中。



撲揚智周伝についての二、三の問題 単独発表、日本印度学仏教学会・第50回学術大会、1999年9月5日、龍谷大学



XML版『般若心経』―仏教学におけるマークアップと外字処理 共同発表(師茂樹・石井公成)、第1回XML開発者の日、1999年3月13日、日本経営協会 XMLの登場によってデータのツリー構造が注目されるようになったが、それに対して仏典における科文という解釈方法がツリー構造であることを紹介し、仏典をXML化したときの利点を指摘すると同時に、科文の歴史的推移から推測されるツリー構造文書の問題点を併せて指摘する。



大正新脩大蔵経テキストデータベース(SAT)における外字問題 共同発表(下田正弘・師茂樹)、歴史学のためのウェブサイト第2回経験交流会、1999年3月9日、 東京大学史料編纂所 大藏經テキスト研究会が公開する「大正新脩大蔵経テキストデータベース」の概要・目的と、 外字問題の処理方法について文字の統計データを交えながら紹介した。
『人文学と情報処理』No.25で活字化されています。



On the Missing-Characters (GAIJI) of the Taisho Tripitaka Text Database Published by SAT. 単独発表、 Electronic Buddhist Text Initiative, 1999 Taiwan Meeting(Pacific Neighborhood Consortium 共催)、 1999年1月18日、 台湾中央研究院(台北) In March of 1998, the Association for the Computerization of Buddhist Texts (ACBUT) began publishing the electronic text database of the Taisho Tripitaka. SAT is the nickname of this project.
The Taisho Tripitaka includes both classical Chinese and Japanese texts, so that SAT texts are encoded by JIS code set at the present. In the not-too-distant future, they shall be changed to larger sets like Unicode (UTF-8, UTF-16). But there always are characters that can not be input. The solution of the Gaiji (missing characters) are the most important subject for the projectslike SAT. Now SAT has about 70 published e-texts and they include over 6 million characters. Over 15,000 characters cannot be input with JIS and about 1,300 with UNICODE.
Following the KanjiBase developed by Dr. Christian Wittern, we now use SGML-style placeholders that are both standardized and system-independent. And we are investigating the empty-element-tag of XML as new solution.



東洋学の二十一世紀に向けて パネルディスカッション(パネリスト)、 漢字文献情報処理研究会 第1回大会、1998年12月13日、早稲田大学



漢字仏典データベースにおける外字問題 単独発表、 情報知識学会・ 第10回歴史研究と電算機利用ワークショップ、 1998年12月5日、駿台電子情報専門学校 台湾中央研究院の荘徳明氏によれば、漢字文献を電子化する場合、 5,000字前後の漢字があれば、ほとんどがカバーできてしまうという。
「以二十五史為例,二十五史的總字頻次為32,479,141,總字數為13,955,其中使用頻度最高的5,000字的總字頻次就佔了99.57%。」 (「漢字缺字處理與梵巴藏字母的輸入」『佛教圖書館館訊』第14期、民国87年6月)
つまり、あの膨大な『二十五史』のデータのほとんどが、5,000字の漢字で構成されているというのである。
では、漢字仏典の場合はどうだろう。SATにおける統計結果を見てみると、12月3日現在、公開されている約60典籍の、 のべ文字数は6,973,937字、文字の種類は5,997字であり、上位5,000字で99.9%がカバーされている。 今後この割合は変わっていくだろうが、上の『二十五史』とは大差のない傾向と言える。 隋唐史・日本仏教等、分野をさらに限定すれば、適切に選んだ10,000字程度の文字で全くと言っていいほど不足なく、 表現が可能になると予想している。
ちなみに、JIS外字はのべ17,448字、1,457種類だから、「文字が足りない」と批判されているJISだけでも99.8%が表現できてしまう。 大切な一文字が表現できないのも重要な問題であるが、これからはこのような基礎的かつ総合的なデータも参照しつつコードについての 議論を進めるべきではないだろうか。



法相宗の「一乗方便」説再考 諸乗義林を中心に 単独発表、日本印度学仏教学会・第49回学術大会、1998年9月5日、鶴見大学



漢訳仏典の電子化における諸問題 大正大蔵経テキストデータベース(SAT)の場合 単独発表、中国語文献情報処理研究会、1998年6月20日、早稲田大学



漢字文献データベースの構築における諸問題 国内情勢及び海外との協力体制について パネルディスカッション(パネリスト)、中国語文献情報処理研究会、1998年6月20日、早稲田大学



MISCELLANIES

                                                       
TITLE MEDIA ABSTRACT
全世界計算システムから生まれる生命 文字と仏教 (5) 単著、『春秋』2011年10月号(No. 532)、春秋社、2011年9月、pp. 20-23



文字は人間が作ったものではない、ということ 文字と仏教 (4) 単著、『春秋』2011年8.9月号(No. 531)、春秋社、2011年8月、pp. 20-23



コンピュータは電子仏典の夢を見るか(特集:情報時代の東洋学) 単著、『三色旗』No. 761、慶応義塾大学通信教育部、2011年8月、pp. 20-24



アンチ・アンチコスモス 文字と仏教 (3) 単著、『春秋』2011年5月号(No. 528)、春秋社、2011年4月、pp. 21-24



阿頼耶識を誤読してみる 文字と仏教 (2) 単著、『春秋』2011年4月号(No. 527)、春秋社、2011年3月、pp. 23-26



虫食いの跡が文字に見えることについて 文字と仏教 (1) 単著、『春秋』2011年1月号(No. 525)、春秋社、2010年12月、pp. 1-5



京町家の3次元CG復元による史料批判と問題発見 単著、 『文化財を測る、知る、伝えるの最前線―空間情報科学と測量・計測技術を用いた文化財研究―』、 2010年11月、奈良文化財研究所 企画展「測る、知る、伝える ―平城京と文化財―」 (2010年11月26日〜2011年1月16日、奈良文化財研究 平城宮跡資料館 企画展示室)において発表したポスターを収録。 情報歴史学研究室: 平城宮跡資料館でポスター展示参照。



全体討論のまとめ(漢情研2010年公開講座報告) 単著、『漢字文献情報処理研究』第11号、 2010年10月、pp. 48-52



導入教育としての電脳中国学 千田大介案へのコメントとして (特集1:Windows 7時代の『電脳中国学』と人文系情報処理テキスト) 単著、『漢字文献情報処理研究』第11号、 2010年10月、pp. 62-65



研究者のためのiPad(ソフトウェアレビュー) 単著、『漢字文献情報処理研究』第11号、 2010年10月、pp. 106-111



文字コードの技術(ソフトウェアレビュー) 単著、『漢字文献情報処理研究』第11号、 2010年10月、pp. 138-139



書評 教会アーカイブズ入門 記録の保存と教会史編纂の手引き 東京基督教大学教会アーカイブズ研究会編 山口陽一・鈴江英一・新井浩文・杉浦秀典・阿部伊作著 単著、『季刊Ministry』第7号 2010年秋号、 キリスト新聞社、2010年10月、p. 85



Rational for Proposal of N3778 共著(小形克宏・上地宏一・師茂樹・川幡太一・直井靖)、 ISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2 N3806、 2010年4月6日 N3778に対する補足説明。絵文字のデザインの下敷きとなるマンガの実例をあげ、解説している。



Updated Proposal to Change Some Glyphs and Names of Emoticons 共著(小形克宏・上地宏一・師茂樹・川幡太一・直井靖)、 ISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2 N3778、 2010年3月3日



A Proposal to Revise a Part of Emoticons in PDAM 8 共著(小形克宏・上地宏一・師茂樹・川幡太一・直井靖)、 ISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2 N3711、 2009年10月21日 携帯電話の絵文字のISO/IEC 10646に対する追加について、 ISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2に出したコメント。



Nグラム特集、その後 単著、 『漢字文献情報処理研究』第10号、 2009年10月、pp. 82-88



自著紹介『情報歴史学入門』 単著、『漢字文献情報処理研究』第10号、 2009年10月、pp. 180-181



より包括的な「漢字文献情報処理」をめざして 特集「文献画像のデジタル化をめぐる諸問題」によせて 単著、『漢字文献情報処理研究』第9号、 2008年10月、pp. 62-65



ソフトウェアレビュー Office 2008 for Mac 単著、『漢字文献情報処理研究』第9号、 2008年10月、pp. 70-72



総括 単著、 『人文情報学シンポジウム ―キャラクター・データベース・共同行為― 報告書』、 2007年12月、pp. 77-80、 査読なし



漢文のマークアップ 現状と課題 単著、『漢字文献情報処理研究』第8号、 2007年10月、pp. 124-127



学術情報インターフェースとしてのGoogle Earth 単著、『漢字文献情報処理研究』第8号、 2007年10月、pp. 126-129



記憶を書き出す ―総括にかえて― 単著、『GYRATIVA』第4号、 2007年9月、pp. 64-71



情報歴史学の教育に挑む 単著、『歴博』第140号、 2007年1月



ソフトウェアレビュー Intel Mac 単著、『漢字文献情報処理研究』第7号、 2006年10月、p. 138



学術リソースレビュー Google 単著、『漢字文献情報処理研究』第7号、 2006年10月、pp. 160-162



学術リソースレビュー Wikipediaアンケートのまとめ 単著、『漢字文献情報処理研究』第7号、 2006年10月、pp. 175-177



書評 『文字符号の歴史―欧米と日本編』 単著、『漢字文献情報処理研究』第7号、2006年10月、pp. 190-192



ソフトウェアレビュー Unicode 4.1.0 単著、『漢字文献情報処理研究』第6号、2005年10月、pp. 157-159



ソフトウェアレビュー OpenOffice.org 単著、『漢字文献情報処理研究』第6号、2005年10月、pp. 174-175



学術リソースレビュー 仏教学 単著、『漢字文献情報処理研究』第6号、2005年10月、pp. 205-206



春期公開講座レポート 『漢字文献情報処理研究』第5号、2004年10月、pp. 39-40



ソフトウェアレビュー OpenOffice.org 『漢字文献情報処理研究』第5号、2004年10月、pp. 132-135



学術リソースレビュー 宗教学(道教・仏教) 共著(二階堂善弘・師茂樹)、『漢字文献情報処理研究』第5号、2004年10月、pp. 161-162



書評 『アメリカ高等教育におけるeラーニング―日本への教訓』 『漢字文献情報処理研究』第5号、2004年10月、p. 179



オンライン討論  人文学情報処理教育における教える側の問題 対談、『漢字文献情報処理研究』第4号、2003年10月



「東洋学情報化と著作権問題」参加レポート 単著、『漢字文献情報処理研究』第4号、2003年10月 漢字文献情報処理研究会メールマガジン第三十九号に書いたコラムを加筆・訂正したもの。



Unicode 4.0 単著、『漢字文献情報処理研究』第4号、2003年10月



ソフトウェアレビュー Linux 単著、『漢字文献情報処理研究』第4号、2003年10月



学術リソースレビュー 仏教 単著、『漢字文献情報処理研究』第4号、2003年10月



書評 『電脳日本語論』 単著、『漢字文献情報処理研究』第4号、2003年10月



オンライン討論 人文学情報処理教育はいかにあるべきか 対談、『漢字文献情報処理研究』第3号、2002年10月



ソフトウェアレビュー Unicode 3.2 単著、『漢字文献情報処理研究』第3号、2002年10月



ソフトウェアレビュー CHISEプロジェクト 単著、『漢字文献情報処理研究』第3号、2002年10月



ソフトウェアレビュー WWWブラウザ 単著、『漢字文献情報処理研究』第3号、2002年10月



ソフトウェアレビュー Perl 5.8 単著、『漢字文献情報処理研究』第3号、2002年10月



学術リソースレビュー 仏教学 単著、『漢字文献情報処理研究』第3号、2002年10月



書評 『文字符号の歴史 アジア編』 単著、『漢字文献情報処理研究』第3号、2002年10月



ポスト文字コードの意義 『漢字と情報』No.3、2001年10月、京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター



ソフトウェアレビュー Internet Explorer 6 単著、『漢字文献情報処理研究』第2号、平成13年10月、好文出版



ソフトウェアレビュー エディタのUnicode対応 単著、『漢字文献情報処理研究』第2号、平成13年10月、好文出版



学術リソースレビュー 仏教 単著、『漢字文献情報処理研究』第2号、平成13年10月、好文出版



「中国製のソフト・CD-ROMなど」「中国語でDTP」「電子メール送信の際の注意」「電子メール送受信に伴うトラブル」 『月刊しにか』2001年5月号、大修館書店 特集「中国語電脳Q&A――入門からトラブル解決法まで」を分担。



千田大介・師茂樹「ソフトウェア・レビュー ブラウザ・メーラ」 『漢字文献情報処理研究』第1号、平成12年10月、好文出版、pp. 101-105



ソフトウェア・レビュー Perl 5.6 『漢字文献情報処理研究』第1号、平成12年10月、好文出版、pp. 107-109



学術リソース・レビュー 仏教 『漢字文献情報処理研究』第1号、 平成12年10月、 好文出版、 pp. 139-141



下田正弘・師茂樹「大正新脩大蔵経テキストデータベース(SAT)における外字問題」 『人文学と情報処理』No.25、勉誠出版、1999年10月、pp.35-43



第5回EBTI報告 単著、『人文学と情報処理』No.24、勉誠出版、1999年9月、pp.47-53 仏典電子化プロジェクトの情報交換などを目的として設立されたEBTIは、今回の大会で5回目を迎えた。成果を発表するプロジェクトは質・量共に増加し、参加者も世界的な広がりを見せている。インターネット時代を迎えて、地理的な制限を超えた共同開発・共同研究が当り前になりつつあり、それを前提としたデータベース作りが求められている。



仏典のデジタル化の現状 単著、月刊 ASCII, Vol22, #11、1998年11月号 一見、コンピュータとは縁遠いように思われがちな仏教であるが、もともと、大仏建立に見られるような最先端の科学技術や、 玄奘三蔵のインド旅行に代表されるような国際的な活動を志向する宗教であり、今日、パソコンとインターネットの普及を背景に、 仏典の電子化における国際的な活動が他の分野以上に活況を呈している。本エッセイでは、仏典の電子化をめぐる状況と、 その問題点――特に文字コードとマークアップの問題について論じている。



OTHERS

タイトル 公開情報 概要
京都の律宗寺院 第十一期 京都学講座 〜京都案内の歴史学―各所で見つけた歴史秘話〜2011年4月16日、 サールナートホール (一般向け講演)



京都の律宗寺院 京都学 〜京都案内の歴史学 各所で見つけた歴史秘話〜、 2011年4月16日、SBS学苑 浜松 (一般向け講演)



清水寺の歴史と信仰 第十期 京都学講座 ~寺社と京都―世界遺産を中心に訪ねる~、2010年12月11日、 サールナートホール 「清水の舞台」で有名な清水寺について、あまり知られていない歴史と信仰をたどる。(一般向け講演)



清水寺の歴史と信仰 京都学 ~寺社と京都 世界遺産を中心に訪ねる~、 2010年12月11日、SBS学苑 浜松 「清水の舞台」で有名な清水寺について、あまり知られていない歴史と信仰をたどる。(一般向け講演)



法相の教学/律の教学 南都文化研究組織・2010年度奈良学セミナー、2010年7月25日、花園大学 教堂2階会議室



天台中興の僧 元三大師良源 第九期 京都学講座 ~知られざる京都の歴史~、2010年4月17日、 サールナートホール 平安中期、天台宗の中興の祖といわれた良源の本質に迫る。(一般向け講演)



天台中興の僧 元三大師良源 京都学 ~知られざる京都の歴史~、 2010年4月17日、 SBS学苑 浜松 平安中期、天台宗の中興の祖といわれた良源の本質に迫る。(一般向け講演)



明恵上人と高山寺 第八期 京都学講座 ~京都を変えた人、京都に魅せられた人~、 2010年3月21日、 サールナートホール 『夢記』で有名な明恵上人と、彼が住した栂尾・高山寺について。(一般向け講演)



明恵上人と高山寺 京都学 ~京都を変えた人・京都に魅せられた人~、 2010年3月21日、 SBS学苑 浜松 『夢記』で有名な明恵上人と、彼が住した栂尾・高山寺について。(一般向け講演)



仏典電子化の諸問題 浄土宗総合研究所、2009年6月22日



東山永観堂の「みかえり阿弥陀」その信仰 京都学講座「第7期 京の文化と風俗」、 2009年6月20日、 サールナートホール 永観堂の通称みかえり阿弥陀が成立した背景を探る。(一般向け講演)



東山永観堂の「みかえり阿弥陀」その信仰 京都学、2009年6月20日、 SBS学苑 浜松 永観堂の通称みかえり阿弥陀が成立した背景を探る。(一般向け講演)



国際研究フォーラム ウェブ経由の神道・日本宗教 ―インターネット時代の宗教文化教育のゆくえ―、 2008年10月26日、 國學院大學学術メディアセンター コメンテータとして。



太秦と秦氏 京都学講座 〜第六期 京都文化の発掘―知られざる都のこと、2008年10月18日、 サールナートホール (一般向け講演)



太秦と秦氏 京都文化の発掘 知られざる都のこと、2008年10月18日、 SBS学苑 浜松 (一般向け講演)



キリシタンの見た京都 京都学講座 〜第五期 江戸時代の京都、2008年6月21日、 サールナートホール 織豊〜江戸時代初期のキリシタンの京都での活動について講演。(一般向け講演)



キリシタンの見た京都 京都学 江戸時代の京都、2008年6月21日、 SBS学苑 浜松 織豊〜江戸時代初期のキリシタンの京都での活動について講演。(一般向け講演)



僧兵たちの京都 第四期京都学講座 〜院政から武士政権へ 京都の中世〜、2007年11月24日、 サールナートホール 僧兵(大衆、悪僧、神人etc.)に関する講演。(一般向け講演)



僧兵たちの京都 京都学 〜院政から武士政権へ 京都の中世〜、2007年11月24日、 SBS学苑 浜松 僧兵(大衆、悪僧、神人etc.)に関する講演。(一般向け講演)



空海と東寺 第三期京都学講座 〜夢の平安をさぐる〜、2007年7月21日、 サールナートホール (一般向け講演)



最澄と比叡山 京都学 平安文化へのいざない、2007年7月21日、 SBS学苑 浜松 (一般向け講演)



悟ること〜宗論を語る 第二期京都学講座〜中世人の京都〜、 2007年3月24日、サールナートホール 仏耶宗論や安土宗論に関する講演(一般向け)。 もろ式: 読書日記 - 悟ること〜宗論を語る(第二期京都学講座〜中世人の京都〜)参照。(一般向け講演)



電子大蔵経の開版 平成13年度(第6回)仏教図書館協会研修会における講演、2001年10月12日、花園大学 『第6回 仏教図書館協会研修会講演録・研究発表』(編集・発行:仏教大学図書館・花園大学情報センター、2002年3月)で活字化されました。



mailto: s-moroNO@SPAMhanazono.ac.jp
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